あけましておめでとうございます

 いきなりですけど、あの胡散臭いご高名な風水師・Drコパによると、2003年のラッキーカラーは緑とオレンジ、八角形のものを身につけていると運気が向いてくるのだそうだ。熱心な風水支持者の皆さんは、きっと「ラッキーカラーはともかく、八角形のものって言われても…」と戸惑っていらっしゃるに違いない。五角形だったらサッカーボールでも常に蹴りながら「ボールは友達さっ♪」とサッカー翼な感じで生き抜くことも可能だったかもしれないが。去年はワールドカップもあったことだし。
 でも、そんなあなたに朗報!このページにはちゃんと八角形のものが載ってますよ♪ぜひその画像をプリントアウトして、常時懐に忍ばせておいてください。…僕はしませんけど。

 いつもだと僕の初詣は専ら鎌倉の『鶴岡八幡宮』なのだけれど、今年はちょっと趣きを変えて、以前から気になっていた寺に詣でようと思い、埼玉・所沢にある『山口観音』に行ってみることに。ここはいわゆる“珍スポット”としては結構名の知れた場所のようで、珍スポット好きの知人から(この知人は以前僕に『目黒雅叙苑』のことを教えてくれた人)オススメされていた。ここなら家からもそう遠くないし、初詣&初笑い&初脱力をするにはもってこいな場所だろう。
 …こんな不謹慎な初詣で大丈夫なのか?という不安も少々あったけど、いいんだべつに。

 西武ライオンズの本拠地・所沢西武ドーム。そのすぐそばに『山口観音』はある。実はこの辺りは仕事でときどき通り掛かるので、多少土地鑑がある。『山口観音』というデカい看板も出てるし、イヤでも目に付く。
 駐車場に車を停めて、さっそく境内に入ろうとすると、本殿の方から読経の声がスピーカーを通して聞こえてきた。どうやら法要が生中継されているらしい。お経の声に混じって、“○○信用金庫”とか“××建設”という企業名が幾つか読み上げられる。どうやら会社単位で法要に参加してるところも多いみたいだ。そう言えば、駐車場には黒塗りの社用車やマイクロバスもあったっけ…

 境内に入ると、流石は正月、露店が5〜6軒立っていた。が、あまり繁盛していない模様だ。そんな露店をわき目に、僕は本殿に向かい、まずは参拝。で、売店で“轉災 爲福”と書かれた団扇(うちわ)を買い、おみくじを引く。ちなみにおみくじは大吉♪ホクホクしながら僕は改めて本殿をよく観る。と、ちょうど壁の腰の高さのあたりに“プレイングベル”という円筒形の鐘がズラリと並んで設置されている。そこには「願事を念此の鐘を廻し乍ら本堂を矢印の様に一周して下さい(原文まま)」という説明書きがあり、矢印は左回りに描かれていた。本堂を一周…ということは、この鐘が本堂をグルリと取り巻いているわけだね。よし!じゃあ気合を入れて鐘廻しに出発!
 ガラガラと鐘を廻しながら、左回りに進んで行くと、本堂の裏には夥しい水子地蔵が雛壇状の安置所に並んでいた。ちょっと鎌倉の『長谷寺』を思わせる光景だ。で、この雛壇の上の方には白いお堂が左右に設けられている。向かって左側のお堂にはバンコク・エメラルド寺院のお釈迦様を模った像が、そして右側のお堂にはビルマから来たお釈迦様が安置されているらしい。僕はさっそく水子地蔵の群れを抜けて階段を上り、お堂を目指す。
 お堂の中には、ビルマの白い釈迦像があった。…ところで、このお寺、お堂や仏像の前には必ず“浄財”と書かれたポストが置かれてある。賽銭箱みたいなもんなんだろうが、何もこう一々賽銭を要求しなくてもいいだろうに…と少しイヤな感じ。「この設備の維持を支えるためです」みたいな但し書きまで書いてあったりするし…ちゃんと檀家さんのいる寺なのになぁ。
 などと思いながら階段を下る。この階段、数日前に降った雪が残って激しく凍結していて、滑りやすく非常に危険。慎重に下らなければ、と思った矢先にツルッと足を滑らせて転倒、したたかに尾底骨付近を打ち付けてしまった。ふ、不吉な感じ。これって、お寺を守銭奴呼ばわりした僕に対する天罰?!

 その後も境内に幾つかあるお堂や鐘楼、そして八角形の五重塔などを見て回った。お参りそっちのけで気になったものを写真に収めている僕の傍らでは、合掌し熱心に参拝をする人々。…かなりの罪悪感に襲われてしまった。大体、初詣に来て階段でスッ転ぶなんて、受験生だったらシャレにならない話。それもこれも、きっと僕の不徳の所為に違いないのだ。お寺を面白がるなんて、実に不謹慎極まりない。…ちょっと反省してみる。
 が、そう思うのも束の間、僕は『山口観音』の境内を離れつつ、「これは初詣のリハーサルだった、ということにしよう。もう一軒別のお寺に行って、そこで改めて初詣の仕切り直しをしようじゃないか!」などと考えていた。
 …どこまでも、飽くまでも不謹慎なヤツ。今年の運勢もきっとロクなもんじゃなかろうて…
  

『山口観音』の参道(?)に並ぶ店。
軽食を扱うお店が数軒ありました。
が、利用客はほとんど居りませんでした…

  

境内に入る手前にあるお堂。
新田義貞の霊馬にちなんだお堂らしい。
商売繁盛などのご利益があるんだって。

  

そのお堂に居た馬の人形。目つきが怖い。
お堂の奥に100頭の馬の彫刻があります。
なかなかスゴイです。が、ここでは割愛。

  


本殿。カラフルですねぇ。
境内には露店も幾つか並んでました。
が、これまた利用客は居ないに等しい状態(^_^;)

  


本殿の左端に安置された地蔵(?)。
“あなんづる様”っていうらしい。…顔が怖い!
自分の体の悪い部分を触ると善くなるそうな。

  

これ、さりげなく電飾が施してある…
中には小さな菩薩像がズラ〜ッと。
やたらと派手な感じ。

  


“プレイングベル”っていう祈願用の鐘。
この鐘を手で回しながら本殿をグルリと一周する。
ガラガラと結構デカい音がします。

  

うちわを買いました。\500也。
由緒ある厄除けのうちわ、みたいです。
裏面にちょっと分かり難い説明文が書かれてる。

   

本殿の裏に周ると、水子地蔵が怒涛の如く並んでる。
両端には何やら白いお堂も建ってます。
ちょっと圧倒されそうな光景。

  

そんな水子群の上には、何故か2頭の龍が…
このお寺、あちこちに龍があしらわれてる。
心なしか中国チックな気がしないでも無い。

  

水子の群れの上に建つ白いお堂に向かおう。
日本で初めてビルマからの…
…って、ちょっと日本語おかしくないか?

  


お堂の前にやって来ました。
この直後に階段でスッ転んでしまった。
…バチが当たったのだろうか?

   

これがビルマからのお釈迦様。
う〜ん、なかなかビューティフルでございます。
ビルマの仏像ってちょっと色っぽいよね。

   


…というのでお金を静に落としてみたら…
「チャリ〜ン」とお金の落ちる音しかしなかった。
鐘なんか鳴らなかったぞ!

   


本殿の右裏手にある“大日堂”というお堂。
手前にある池は見事に凍りついてました。
寒い!とても寒い!

  

その“大日堂”の向かって右側に安置された像。
これも東南アジア方面のもの。
檀家さん(?)から寄贈されたものらしい。

  

で、左側にあったのは…“兵馬桶”。
これって仏像と同列に並べるべきもの?
かなり疑問。

  


“大日堂”のすぐ横に伸びる階段。
上方に“五重塔”が見えます。
…階段の両脇にこれまた龍がニョロニョロと…

  

グリーンの体に紅い目。
結構アバウトな着色がチープ感を増長。
しかし、何故に龍なんだろう?

  

“五重塔千体観音堂”。八角形だ♪
この内部に観音像がごっそりと安置されてる模様。
が、今日は入れないみたい。残念!

  

五重塔のすぐ脇に洞窟らしきものが!
洞窟には入らないと気が済まない俺。
ワクワクしながら進入していくと…

  

何かムチャクチャ呆気ない通路だったりして。
石仏&お坊さんのミニチュアが並んでる。
照明が点いてなくて、真っ暗でした。

  


本殿の左横にあった2つのお堂。
向かって右は七福神を祀ったお堂。
で、左側のお堂は…

  

“ぽっくりさん”という像を祀ってます。
弘法大師に由来のある像なんだとか。
でも…ぽっくりさん、って名前は…

  

七福神のお堂の軒下の彫刻。
これ、象さんですね。昔の人のイメージの中の。
日光東照宮にも同じような象さんの彫刻があった。

    


龍、おみくじを結ばれまくってスゴイことに…
わざわざこんなところに結ばなくたって…
それとも、この行為にも何かご利益があるのか?!

   

“六時の鐘”という、そのまんまな名前の鐘。
「自動的に鳴る」んです、機械仕掛けになってて。
ここにも“プレイングベル”があるのかぁ。

  


もちろん撞きましたよ〜、100円納めて。
で、ベルを回しながら一周しましたよ〜。
…一周するのに気をとられ祈願するの忘れたけど。

  

本殿の右脇にある“法要殿”。
その名の通りここで法要などが行なわれる。
入り口の真ん中のケースにも何やら仏像が…

  

これまたビルマから招来された寝釈迦像。
美白なお肌が艶かしいじゃあ〜りませんか。
あ、でも釈迦って男だったんだっけ。

  
 
表紙へ                     仕切り直しへ