乱歩・漱石・ボードワン
 

 『上野恩賜公園』は、何となくレトロな雰囲気に包まれた公園だ。園内には寺や神社が在り、周囲を取り囲む博物館・美術館の建物もそのまま文化財になってしまう勢い。休日ともなると訪れる人々の数はかなりのもので、大噴水のある広場などは、さながら巨大なスクランブル交差点のような人込みに…
 だけど、平日の午前中はまだまだ人通りも少なくて、しっとりとした公園の風情を存分に堪能できる。かつては古墳でもあったというこの公園は、非常に緑が豊富。公園散策がてら、10近くは在る博物館や美術館といった施設を見学すれば、気分はすっかりハイソな趣味人になれる。たぶん。
 でも、やっぱり『上野公園』で有名なのは、“西郷隆盛の像”と『上野動物園』だろうねぇ。僕も子供の頃に何度か動物園に来たことがあるし。特にランラン&カンカンというパンダの番(つがい)がやって来たときなんて凄かったもんなぁ。正直言ってその当時の僕はパンダなんぞには大して興味が無かったんだけど、両親がしきりに「見せたがる」ので、渋々連れて来られたもんなぁ。
 さて、僕がこの公園で最も心惹かれるもの、それは…“大仏パゴダ”♪パゴダってのは仏塔を現す英語。ここ上野公園内のパゴダは規模こそかなり小さいが、しっかりとミャンマー風な仏塔が配置されている。まさにパゴダ。で、その横には、かつてここに建立されていた“上野大仏”の顔部分だけがレリーフとなって保存されているんだけど…周囲を取り巻く鬱蒼と茂る樹木の仄暗さと相まって、何とも不気味な雰囲気が辺りを包んでいる。上野大仏かぁ…これを復元する計画とか無いのかな?いや、出来れば復元なんかしないで、この怪しい雰囲気のままでそっとしておいて欲しいんだが…
 ともかく、日本における西洋式公園の草分けであり、芸術文化の中心でもあった『上野公園』に漂うクラッシックな芳香は、江戸と明治の残り香。新緑が目に沁みるこの季節、ゆるりと歩きたくなる場所だ。
 

『上野恩賜公園』。
小雨模様の朝とあって、人影は疎ら。
では、レトロな雰囲気の公園内に行ッテミマセウ。

  

え〜っと…花が咲いてました。
でも、何という花かは分かりません。
相変わらず植物には疎いままの俺。

  

『花園稲荷神社』の参道。
このまま降りて行くと『五條天神』も在る。
天神様と言えば、やっぱ菅原道真。

  

“時の鐘”の鐘楼。
芭蕉が句に詠んだとか。
今は鳴らないみたいですけどね。

 

“大仏パゴダ”。パゴダってのが本格的(?)。
インドとかミャンマーとか、行ってみたいなぁ。
と、上野で彼の地に思いを馳せてみる。

  

昔、上野に大仏があったんだってさ。
今はこのとおり顔しか残ってませんが。
…ちょっと怖いね。顔だけって。

  

有名なレストラン『上野精養軒』。
西洋料理店の老舗中の老舗。
ハヤシライス発祥の店でもあるとか無いとか。

   

僕は苦手です、ハヤシライス…
でも一度はここで食事してみたいと思う。
…何となく敷居が高い気もするけどね。

  

“お化け灯篭”。高さ6m強ある巨大灯篭。
“日本三大灯篭”のひとつなんだそうな。
(↑他のふたつの灯篭も気になります)

   


『東照宮』に続く参道。
只今境内にて“ぼたん祭”開催中。
が、僕は観なかった。別途料金が要るので(^_^;)

  

葉裏越しに見える“五重塔”。
宮のすぐ隣りの動物園の中に建ってます。
静かな佇まいで御座います。

  

『東照宮』の“唐門”。
日光の唐門とよく似てる。
本殿(黄金宮)はこの奥に在ります。

  


しつこいほどの灯篭の群れ。
これが一気に点火したらさぞかし…
が、祭事でしか使われないそうな。

  

境内で売られていたぼたん。
立てば芍薬、座れば牡丹。
この花は「中国!」って感じがすごくする。

  

参道の両脇にも灯篭がびっしり。
灯篭マニアの方にはたまらない場所だろう。
もっともそういうマニアが居れば、だけど。

  

売店もどこか懐かしい感じ。
夏になるとラムネとか売ってそうな雰囲気です。
お面、買ってもらいましたねぇ、子供の頃。

     

これまたレトロな趣きの遊園地。
回転木馬、ゴーカート…
天幕がまたイイです。

  

『上野動物園』と言えば、パンダ!
ランラン&カンカン存命のときに来たなぁ。
人だかりで肝心のパンダはちっとも見えなかったが。

  

“大噴水”界隈の広場。
周辺には美術館&博物館が目白押し。
これらを全部一気に周るのはかなり大変だと思う。

       

広場のすぐ脇にあった小さな公園。
一面に桜の花びらが散り落ちていました。
ベンチでまどろむ翁ひとり。

  

“大噴水”と、奥に見える『東京国立博物館』。
さながら異国の庭園のような景観。
ここが都会の中の公園の一部だと忘れそうな…

  

「上野の森」と呼ばれるのも分かるねぇ。
東京の公園は案外と緑が多い。
このときは人も少なくて実に清清しい空気。

  

『東京国立博物館』。
中ではアイヌ・琉球関係資料なんてものも展示。
レストランだって在るぞ!

  

『国立科学博物館』。
このときは“マヤ文明展”が開催中。
しっかり観てきました。面白かった!!

   

その科学博物館の脇にある巨大な物体。
実物大のシロナガスクジラの模型。
…なぜここにクジラの模型が…?

   

これも科学博物館の脇に置かれてます。
D51ですね。
子供たち&熟年層に大人気。

   

野口英世の銅像。
紆余曲折あって上野公園に作られたみたい。
伝記とか読んだね〜、子供の頃。

  


ロダンの“カレーの市民”のレプリカ(?)。
近くにあの有名な“考える人”もありました。
ところで、カレー市ってどこに在るの?

     

これまたロダンさんの“地獄の門”。
これらの彫刻は『国立西洋美術館』の前庭に設置。
「この門をくぐる者、一切の希望を棄てよ!」

  


つつじが丁度見頃を向かえていました。
つつじと言えば『根津神社』のつつじ祭りが有名。
…と言いながらいつも見逃しちゃうんだけど。

  

「おみやげに最適」…なのか?
西表島の『ヤマネコのふん』とイイ勝負。
『ゴリラのふん』よりはまだマシか?

  


『清水観音堂』には参拝客の姿も。
京都の『清水寺』をモデルにしているらしい。
飛び降りる舞台はありませんけどね。

    


上野公園といえば、やっぱりこれだよね。
西郷隆盛の銅像。
…と思ったら、何やら祝典の準備中みたい。

  

足場&テントに囲まれた西郷さん。
この像を見て奥さんが「これは夫じゃない」と言ったとか。
…似てない、ってこと?

    
 
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