琉球の風(?)・IN 鶴見
      
 
 神奈川県横浜市鶴見区仲通り。ここには『鶴見沖縄県人会館』がある。
 この鶴見〜川崎の海沿いは高度経済成長期に発展を遂げた工業地帯で、特にその最盛期には出稼ぎのために沖縄からここへかなりのウチナンチューがやってきた。
 中にはそのままここへ定住する人たちもいて、そんな人たち向けに沖縄料理の店も数軒出来た。
 ――これが通称“リトルオキナワ”のあらまし。端折りすぎ。

 “リトルオキナワ”なんて聞くと、「きっと沖縄料理の店がワンサカと軒を連ねてるんだろうなぁ…」なんてワクワクしてしまうが、実際にはそれほど沖縄に関する店の数は多くない。
 商店街にしては飲食店が多いのだけれど、その中で“沖縄料理”の看板を掲げている店は、たぶん6〜7軒ぐらい。…ちょっと拍子抜け。
 だがしかし!やっぱり通りを歩いていて、ふと“沖縄”なんて文字が目に飛び込んでくると、たちまち浮かれ気分になってしまうのが沖縄病を患う者の悲しい性(さが)。
 さっそく沖縄料理店に行ってみようじゃないかぁ!!
  

ここが“リトルオキナワ”、仲通り商店街。
…普通の商店街です。
やたらと飲食店が多い。

   

「製造・販売」というあたりに心意気が。
“モロヘイヤ入長寿そば”って、どんなだろう?
ほうれん草入パスタみたいなものだろうけど…

   

ゴーヤ茶も、ルートビアもある!
この自販機、僕の家の近所にも欲しい〜〜!!
でも、“ミキ”が入ってない!残念!

  

県人会館の1階にある『おきなわ物産センター』。
沖縄の食材やビデオ・CD、特産品などが置いてあります。
店は小さいけど、なかなかの品揃え。

   

その『…センター』のすぐ横の通路。
奥には食材が山のように。
店番のおばちゃんが大声で歓談してました。

   

通路には沖縄関連のイベントのチラシがいっぱい。
で、これは手書きの白地図。
思い出のスポットが、ちょこちょこと書き込んでありました。

     

これ、なんかイイでしょ?
「わんの好きな人がいるー」ってね。
那覇のちょっと上のほうに「好きな人」がいるようです。

  
  

そう言えば、こんなスローガンがあったんだっけ。
確か、那覇の旭橋の辺りにも看板があったような…
これって、複雑。便利になるのはいいんだろうけど、
ヘタに乱開発とかされなきゃいいよなぁ。

  

ここ、かなり気になった店。
でも、開いてるんだかよく分からない(^_^;)
ちなみに『とよ』って読むんだって。

    

で、こっちは『きよ』。
ここも店内に人の気配がまったくない。
…入りづらいんだよねぇ、こういう雰囲気って…

    
 
 …う〜む、どうも敷居が高い。
 どの店も開店してるんだかしていないんだか、いまいちよく分からない。
 一応、暖簾(のれん)は出ているのだけれど、どうも店の中に人がいる気配がなく、店先に近づいてそぉ〜っと耳をこらしてみても、何の物音もしない。
 基本的にかなりの小心者の僕は、何軒か沖縄料理店を見つけたものの、結局入る勇気が持てず少し困ってしまったのだが、そこにちょうどおあつらえ向きの店に出くわした。
 『ヤージ小』。ここは商店街から少しはずれたところにあった店で、店内にはお客さんもいっぱい入っている(と言っても小さい店なんだけど)。
 ネーネーズの歌が流れるいかにも大衆食堂という雰囲気のこの店で、僕は“ポーク玉子定食”を食べた。
 メニューもなかなか豊富。ゴーヤ、麩、豆腐、ナーベラーなどのチャンプルーはもちろん、そば、中身、イリチーなどもあった。
 常連さんらしき人がチャンプルーをテイクアウトしていったり、たまたま通りかかった近所の人が店の中に入ってきて、中で麩イリチーを食べているおじさんに近づいてきて「今晩○○のところにみんな集まるからよ、(あんたも)来てよぉ」と声をかけてそのまま出て行ってしまったり、昼間っからビールですっかり上機嫌のおじいさん&おばあさん4人組がいたり、わりと楽しい食事をさせてもらった。
 
 この場所で沖縄の人が暮らしていくのは、案外大変なことなのかも知れない。
 「沖縄の人は夜な夜な集まって飲んで騒ぐから」というような理由で、家や部屋を貸したがらない不動産屋もいるという話も聞いたことがあるし。
 それでも、ここには地元の人たちのコミュニティーがしっかりと根付いていて、結構みんな楽しくやってるのかも知れない。…そうであってほしいなぁ、と思う。
  

このチープな感じ。素晴らし過ぎ!
両脇にカーテンみたいなシートがあるけど…
雨避け?日除け?

   

小さい店です。
他の店も小さかったけど。
ドア越しに店内が見えるので入りやすさはNo.1!

    

店先にはこんなものが♪
タバコ屋みたいに窓越しに買えます。
右端の“久米仙”にも注目!

    

店内はいたって普通の大衆食堂ふう。
シーサー、民芸品、エイサーの写真などが飾られてます。
こざっぱりとした感じでなかなかいいです。

   

ポーク玉子定食。¥650也。
…バカの一つ憶えっていうか…いつもコレ。
だって、好きなんだもんよぉ〜!!

    

次回の『月刊・一泊二日』は“やんばる”で〜す!
ここは夜の店なので開いてませんでした。
“アサヒ”じゃなくて“オリオン”にすべき!!

  

 帰りがてら、銀座の『わしたショップ』にも寄ってみた。
 そこで僕は、嘉手苅林昌のベスト盤『風狂歌人』と、“タンナファクルー”と“サーターアンダギー”などを買った。
 嘉手苅林昌のベスト盤、個人的にはかなりオススメである(3枚組のライブアルバム『BEFORE/AFTER』もいいよぉ〜)。登川誠仁(恵達オジイ)、大城美佐子、照屋林助、知名定繁・定男、饒辺愛子、普久原恒勇、山里ユキなどそうそうたるメンバーがレコーディングに参加している。必聴!
  
 ところで、沖縄でよく見かける“クリームソーダ”っていう飲み物、今日はじめて飲んだんだけど、ホントにクリームソーダの味がするんだねぇ。「アイスクリームが溶けて混ざったソーダの味」がちゃんとする。ウマいかどうかは別として…
 

『わしたショップ』の店内。
どうでもいいが、やたらと“ウコン”に力入れてます。
事実、わしたの売れ筋No.1なんだそうです。
…みんな、健康に気を遣ってるのね。

     

『わした』で買ったもの。
つまんない写真だったので、キラキラさせてみました。
左上が“クリームソーダ”。飲んだことある?