C:0  ゆいレール


 2003年8月10日に開通した沖縄都市モノレール・“ゆいレール”。思えばもう4〜5年前ぐらいから、那覇の中心部では高架橋の建設が徐々に始まりだして、当初はそれを見るだけでもかなりの違和感を持ったものだったが、何度も那覇を訪れているうちにそんな違和感もいつしか薄らいで来てしまい、「ああ、こうして街の変化に慣れていくんだなぁ」などとぼんやりと考えたりする程度になっていた。が、いざ本格的に運転が開始されたとなると、やっぱりその変化を体験してみたくなる。
 那覇空港の2階から伸びる連絡通路を抜けて、そのまま『那覇空港駅』へ。僕と同じ飛行機で那覇に到着した観光客の多くはどうやらレンタカーを利用するらしく、ほとんどモノレールの駅舎には向かって来なかった。ちょっと意外。結果、僕の周りに居るのは地元のお客さんばかりだった。
 駅構内にしても、ホームにしても、さほど殊更に“沖縄”を強調したものは無かった。開通当初は電車に不慣れな(もしくは初めて乗る)人も多くてちょっとしたトラブルもあったらしいが、このときは皆とくに戸惑う様子も無く、極めて整然とした駅での乗降の光景が見られるのみ。ホームや車輌の中に居るオバァもオジィも、まったく涼しい表情だった。…そうだよなぁ、もう開業して1ヶ月近く経過してるんだもんね。ここにモノレールが走っている、ということが当たり前のことになりつつあってもちっとも不思議じゃ無いんだよなぁ。むしろ僕のほうがヘンに意識し過ぎているんだろう。
 とにかく、車を使わずに那覇の中心部に出るには、かなり便利なトランスポートであるのは間違い無い。『県庁前駅』はそのまま『パレットくもじ』に通じているし、『美栄橋駅』は沖映通りの端に在るし、新都心・おもろまちにも首里にも手軽に行かれる。
 さて、僕は『見栄橋駅』と『安里駅』の間に在る『牧志駅』でモノレールから下車してみることにした。この駅は牧志の公設市場よりも若干安里交差点寄り、ちょうど『南西観光ホテル』の横辺りに在る。降り立った駅のホームから周辺の様子を見下ろしてみる。つくづく那覇は都会だな、と思う。何処と無く埃っぽい感じの国際通り周辺の空気を見ながら、ようやく那覇に来た実感が湧いて来た。いつもだと、空港から『奥武山公園』を見ながら明治橋を渡って…という道程を経ることでだんだんと気分が盛り上がって来るのだが、その過程を経ないで国際通りに着いてしまうのは、何とも新鮮ではあるけれど一抹の寂しさも感じたりする。
 

那覇空港の案内板にも登場した「モノレール」の文字。
どうやらすでに乗降客100万人突破したみたい。
沖縄に変革をもたらすのか。今後に注目。

  

駅舎はもうだいぶ前から完成してたので、
この光景自体は見慣れちゃった観あり。
では、行ってみようか『那覇空港駅』へ。

  

切符売り場、そして改札口。
空港からここまで“動く歩道”が設置されてるんだけど、
足元がフニャフニャしてて少し不安になったり(^_^;)

  

ホームです。どこの駅も同じ構造です。
もっと混んでるかと思ってたんだけど、
このときはかなり空いてました。

  

電車が入場してまいりました。
2両編成。…ちょっと少な過ぎない?
もう1両ぐらい繋げてもよかろうに…

  

車輌内は窓もデカくて解放感がある。
駅に到着する前のアナウンスで沖縄民謡が流れます。
壷川駅は『唐船ドーイ』とか、駅によって違う曲が。

  

『牧志駅』ホームから見た景色。
安里川も見えます。
琉球バスの営業所もバッチリ見下ろせる。

  

う〜む、西口、東口かぁ。
電車のある沖縄・那覇。
ひょっとすると小さな世変わりの胎動なのか。

  

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