123゜45'6.789


 “南風見田の浜”を離れて、Kは外周道路(といっても実際は途中で途切れてるんだけど)を北方面に向かってドライブしはじめた。大原の集落を越え、“仲間川”を超え、古見の集落を越え、グングン快調に車を走らせる…って、何だかさっそくサメドライブ全開な展開なのでは?
 「Kよ、キミはホントに停まるということを知らない人だねぇ…」
 僕が呆れ顔でつぶやくと、彼は仕方なく折り良く見えて来た橋の上で車を停めた。まったく…
 車から降りると、橋を挟んで、川の下流にも上流にも壮観なぐらいにびっしりとマングローブ林が広がっていた。「さすがは西表島!」と思わず納得してしまうようなスケールのヒルギの群れに、僕らはしばらく見入った。
 「う〜ん、イイねぇ…」 「そうだねぇ…」
 そんなマヌケな感想をつぶやく、マヌケな二人組。このままここでボ〜ッとしていると、何だかマングローブ林の向こうから“マヌケ〜!”ってな文字がド〜ンと飛び出して来そうな気がしたので、僕らは先へ進むことにする。
 
 しばらく行くと、視界に入ってきたのが道端に立っている『西表島温泉』の看板だった。『西表島温泉』…去年はすっかり素通りしてしまった気になるスポット。この看板を3回も目にしたというのに、Kは一向に関心を示すことは無かった。僕だってべつに温泉に入りたいわけでは無かったのだが、せっかく“日本最南端の温泉”を目の前にしながら、そこを素通りするのは如何なものか、とかなり憤慨したものだった。
 「あ、温泉だってさ。どうする?ちょっと見て行く?」と、Kはまるで去年のことなどまったく記憶にございませ〜ん、てな感じでしれっと言いやがった。鋭くツッコんでやろうかと思ったが、何だか面倒だったので「そうだね、行ってみようか…」とだけ答えておくことにする。
 ところで、この『西表島温泉』の看板の上に、去年は見覚えの無い『ネイチャーホテル・パイヌヤマリゾート』という看板が並んでいる。どうやらつい最近出来たホテルらしい。その看板を脇目にしながら敷地内に少し進むと、真新しいホテルが見えて来た。が、僕らはホテルをさらりと流し、温泉の入り口に一直線。
 「…どうする?温泉に入ってく?」と温泉の入り口に佇みつつ、僕はKに訊いてみた。Kは少し考えて「う〜ん、止めとこう。時間がもったいないし」と、予想通りの答えを返して来た。ま、僕もべつに温泉に入りたかったわけじゃないし、それが妥当なところだろう。
 温泉の入り口から離れ、来た道を引き返す。
 「…ただ入り口を見ただけ、だったな」 「ハハハ、イイんじゃないの?とりあえず“日本最南端の温泉を見た”ってことで」 「正確には“日本最南端の温泉の入り口を見た”、だけどね」
 う〜ん、やや虚しさが残りますが…気にせず次に行きましょ〜。
 

橋の上からの眺望。
大スケールで広がるマングローブ林。
なかなか圧巻な景色です。

  

ヒルギって妙に生命感が漲ってる気がする。
なのでジッと見てるとちょっと怖くなったりもする。
しかもこれだけみっちりと生え揃ってると…

  


日本最南端の温泉。
いつの間にやらホテルまで併設されてます。
これって一応温泉宿?

  

長年(でもない)気になっていた温泉の入り口!
字体がまさに温泉チック。
温泉マークがついてるとさらに雰囲気Up!

  

…と、結局ここまで来て引き返したりして。
あのドアの奥に秘湯(?)があるのに…
ちなみにこの日の気温は摂氏29℃。

  

残念なので、温泉の隣りにあったプールを激写!
ビキニギャル(死語?)は居りませんけど。
この後、おじさんの団体がやって来たけどね。

  

これは上原の辺りかな?
上原界隈はたぶん島では一番賑やかな地域。
食堂や民宿などもこの辺りに集中してる。

  

デンサ節大会。見てみたかったなぁ。
“とぅばらーま大会”とかね。
…隣りのジョニー宜野湾氏もイイ味出してますが。

  

 温泉で油を売ってるうちに、天気がほんの少しだけ良くなってきた。天気が良くなれば、やっぱり見に行きたいのが海。というわけで、僕らは“月ヶ浜”に向かった。月ヶ浜と言えば…気になるのがあの例の…
 「ほら、ユニマットの社長がさ、リゾートを作るとか言ってるよね、月ヶ浜の辺りに」
 「そうそう。あの人の家だか別荘だかが月ヶ浜の近くにあるんでしょ?」(←これはKの言ったことなので、ホントかどうかは分からない)
 Kは、何だか妙にこのリゾート開発のことを(少なくとも僕よりも)詳しく知っていた。それは「リゾート開発反対!」というような意見在る強い関心、というよりはただ何となく事の顛末に興味がある、というKらしい関心の寄せ方のようだった。
 …ちょっと待てよ。ここでふと、なぜ今回Kが西表島にやって来る気になったのか、その答えのひとつが分かった。かつて、安室奈美恵が全盛の頃には「アクターズスクールを見に行こう」と言い(これは僕が阻止)、またあるときは某宗教団体が合宿を行なったという石垣島の米原キャンプ場に並々ならぬ興味を示し、九州沖縄サミットのときにはやたらと『万国津梁館』に行くことに拘り、去年は『ちゅらさん』で話題になっていた小浜島に行くつもりだった、このKという男。…間違いない。
 「…ひょっとして、その社長の家だか別荘だかを見に行くつもりじゃないだろうなぁ…」
 「え?べつに…でも、ちょっと見てみたいよね」
 「…行ってもいいけどさ、大体Kはその社長の家だか別荘だかの在る場所を知ってるのか?そんなもん探すのに時間を掛けるぐらいだったら、さっきの温泉に浸かってたほうがよっぽど有効な時間の使い方だ!」
 「分かったよ、べつに俺だってどうしても行きたい、ってわけじゃないし。ただ何となく見てみたいかな〜っていうだけだからさ」
 しかし、Kがここまでミーハーなヤツだとは…いや、前から思ってはいたが、何もよりによってユニマットの社長にまでミーハーな興味を寄せていたなんて…呆れて笑っちゃうよなぁ。
 
 そんなアホな遣り取りをしている間に、月ヶ浜に到着した。少しばかり空は明るくなって来ていたが、残念ながら海の色は今ひとつ冴えない。
 「ほら見ろ〜。Kがバカなことを言ってるからパッとしない眺めになっちゃったじゃないか!」
 「ゲッ!俺のせいかよ?」
 「きっと月ヶ浜の神様がお怒りなのだ。Kだけ鉄砲水で沖にさらわれればイイんだ!生贄って感じで」
 「ヒデぇ。何もそこまで言わなくても…でも大丈夫。サーファーみたいに波に乗って戻ってくるから」
 これが30過ぎの大人の会話だ、というのが実に悲しい。小学生レベル。
 それはさておき、リゾート計画がこの浜の周辺で動き始めているのは確か。そう思うと、そうそうこんな下らない話をしても居られなくなる。
 「…どんなリゾートになっちゃうんだろうねぇ、もしもあの計画が実行されたら…」
 「う〜ん…どうなっちゃうんだろうなぁ…」
 今の計画がそのまま実現すれば、沖縄県でも最大のリゾート施設がこの月ヶ浜周辺に誕生することになる。それが島の人たちに多大なる恩恵をもたらしてくれるのならば、僕は反対したくは無い。無いんだけど…
 「ま、リゾートが出来ても俺たちにはどうせ縁の無い話だけどね」と、Kが言った。うむ、おっしゃるとおり。僕らはどうせリゾートとは無縁の野暮ったい旅行者なのである。島の人が一応納得した上でのことならば、僕はその開発をとやかく言わないことにする。ただ、そのリゾートに僕やKが宿泊することは決して無いだろうが。
 僕らはそそくさと月ヶ浜を発つ。これ以上ここに居ると、どんどん会話がヘビーな方向に行ってしまうような気がしたし。もちろん、そういうことをあれこれと考えるのも悪いことじゃ無いとは思うが、今はそういう気分では無かった。
 

これは俗に言う“とんとんみー”ってヤツね。
ハゼの一種らしい。ムツゴロウもこの仲間。
月ヶ浜の入り口付近にこれがズラリと並んでます。

  

“月ヶ浜”の入り口。
♪イラヨイマ〜ヌ キビの花ぁ〜
…あ、あれは月夜浜でしたね。

  

ホントはもっとスカッと晴れて欲しかったけど…
それにしても静かな浜です。
波も風もほとんど無くて、極めて穏やか。

  

弧を描く広い砂浜。
フラットな感触も足裏に心地良いのです。
ここなら裸足で歩いても大丈夫そう。

  

ほら、まだ泳いでる人が居る。
10月でも泳げる、ってのもなかなかスゴイ。
海水もまだまだ温いんだよ。

  

この浜の砂のきめ細かさはかなり感動的。
サラサラです。まさにパウダー状です。
…手相を見ないように(^_^;)

  

これは住吉地区開拓団の記念碑。
宮古からの入植者たちがこの場所に上陸したそうな。
大変だったらしいよ〜、開拓。

  

これは一体何の跡でしょう?
船を引き上げるのに使ったのかな?
ちょうど開拓団記念碑の真ん前にあるし。

  

 去年は“月ヶ浜”まで来て、そのまま大原方面に逆戻りしてしまったのだが、今年はもう少し先まで進んでみることにしよう。Kはグングンとレンタカーを走らせ、そのまま幹線道路の西の終点・白浜の集落まで一気に到着した。西表トンネルをくぐり、船浮の集落に渡る船が出る小さな港を越え、ちょうど“白浜小・中学校”の前で道路は突き当たる。僕らは一旦ここで車から降りて、ほんの少し辺りをウロチョロしてみた。僕としては、船でしか渡ることの出来ない船浮の集落にも足を伸ばしてみたかったのだが、Kはまったく関心が無いようで、さっさと車に戻ってしまった。…ちぇっ、なんだよ〜。
 白浜から大原方面に戻る途中、祖納の集落にある『子午線ふれあい館』という施設に立ち寄る。何でも、ここ祖納と白浜の集落の間には、123゜45'6.789(←これってどう読むんだ?)と、まるでHPのカウンターキリ番ゲット!みたいな数字の子午線が通っているらしい。が、正直言って僕は「子午線?何それ?」というぐらいこの手の知識に疎い。なのでどうもピンと来なかったりする。
 ふれあい館の中には、そんな子午線に纏わる資料などが展示してあった。あまり興味が無い僕は展示物をロクに見もせずに、ふれあい館の外にある地球を模った(?)モニュメントと、何やら象形文字ふうな絵柄が描かれている三角形の不思議なモニュメントをしげしげと眺める。…なんだか雑誌『ムー』なんかを連想させる、ちょっと怪しげなモニュメント。と、館内で律儀に展示物を見ていたKが僕の脇にやってきて「夜になると、この三角形のモニュメントからレーザー光線が出るんだって」と言った。
 なんだって?!この『ムー』チックな物体からレーザービームが?!そりゃまたさらにスペーシーな趣き!…しかし、ひとつ気になることが…
 「そのレーザー光線って、毎晩放射されてるのかなぁ?」
 「う〜ん、そうなんじゃないの?」
 「レーザー光線って、電気代どれくらい掛かるんだろう?」
 「…さぁ…」
 「だってさ、夜にこのモニュメントを誰も見てなくてもレーザー光線が毎晩出てるとしたら、電気代がもったいないじゃん」
 「…う〜ん…」
 スケールの大きな子午線の話題なのに、電気代を気にしてしまう貧乏性な俺。それにしても、この辺りには街灯らしい街灯も見当たらなかったし、きっと夜になると真っ暗になるに違いない。そんな漆黒の闇の中、天に向かって伸びていく一筋のレーザー光線。想像するだに不思議な光景だろうと思う。って言うか、ちょっと不気味かも…
 

『子午線ふれあい館』。祖納集落にあります。
“子午線”に“ふれあい”を付けちゃうセンスもグ〜。
意外と目立ちます、この施設。

  

内部は木の床。靴は脱いで入ります。
ちょっとホッとする空間です。
展示はやや難しいけど(←僕にとっては)

  

敷地内にあるモニュメント。結構デカい。
下にあるのが問題の石版。
ここからレーザー光線が…

  


ああっ!ホントにレーザー光線が出てる!
…って、これはパンフレットの画像。
なんか、実物と微妙に違うように見えるんですけど…

   

 祖納を後にしてさらに進むと、浦内川の河口付近に差し掛かった。ここでKが車を停めたので「おおっ!ついにKも川上りの遊覧ボートに乗ってジャングル探検をする気になったのか?!」と一瞬ときめいたのだが、そんな僕の期待は単なるぬか喜びだった。彼は“浦内川遊覧乗船場”の看板をまったく無視し、近くに立ち並ぶみやげ物屋に脇目もくれずに向かって行った。
 「俺、Tシャツを買いたいんだよね」と、Kが言う。…それにしても、ホントにこの人は沖縄に来ると、呆れるほどによくTシャツを買う。ほとんど毎年買っている。とくに波照間島の『モンパの木』という店では、恐らくもう5着ぐらいはTシャツを買ったはずだ。それだけ買っているにも関わらず、僕は彼がそれらのTシャツを沖縄以外の場所で着ている姿を、今まで一度も見たことが無い。箪笥(たんす)の肥やしと化している可能性大だ。
 そんな、どこか歪んだTシャツマニア・Kは、かなり真剣に選んで一着のTシャツを購入した。それは、ちょっと30過ぎの男性が着用するには抵抗感を伴いそうな、可愛いマスコットキャラ風のヤマネコがフロント部分にデカデカと描かれたものだった。…ウケ狙いだろうか?
 一方、僕はと言えば、浦内川の遊覧川上りに未練タラタラ。しかしKは、どうやらあまりジャングルには関心が無いご様子。
 「ジャングルと言えば、浦内川のどこかに炭坑の跡があるんだってね」と、Kがぽつりとつぶやいた。
 「マジ?!それ、行ってみたい!西表島に炭坑跡があるのか!そこに行ってみよう!」廃墟好きの僕としてはもう有頂天で懇願する。
 「え〜、ヤダよぉ。なんだか逃亡した人を拷問したり殺したりしたらしいよ、その炭坑って…」
 「…ますます興味が湧くじゃないか。行ってみたいよ〜、その炭坑に〜」我ながら不謹慎なヤツだ。
 しかし、当然Kがそんなことを承諾するはずも無く、彼はさっさと車に乗り込んでしまった。くっそぉ〜、付き合いの悪いヤツだなぁ。…とはいえ、僕ひとりでそんな場所に行くのもちょっと怖いので(←小心者!)、仕方なくKに従い車に乗る。
 結局、今回も「ジャングルの遊覧はナシよ」ってなことになってしまいそうだ。西表島に来てジャングルを見ないのって、すこぶる邪道な観光客なのでは?
 


浦内に並ぶみやげ物屋&食事処。
やっぱり浦内川は西表観光の人気スポットなんだねぇ。
この辺りだけ雰囲気が違ってる。

  

バス停。屋根つきベンチ。巨木。
西表島には路線バスも走ってます。
便数はかなり少ないですけどね。

  

「ふん?」の“?”が救いですね。
実態はチョコチップクッキーですよ、もちろん。
「ヤマネコのふん、只今入荷しました〜」

   


とか何とか言ってるうちに、
またしても川上りは見送る結果に。
僕がジャングルを拝む日は果たして来るのか?!

    

 Tシャツに続いて、Kさんが次に関心を寄せたのが“焼物”だった。僕はハッキリ言って焼物のことなんてまったく分からないのだが、KはこれまたTシャツ同様、沖縄に来ると頻繁に皿だの徳利だのを買い求める傾向がある。K曰く「骨董や古美術に興味がある」らしいのだが、僕は内心Kはそれほど焼物に対する造詣が深いとは思っていない。
 Kは道すがら、とある焼物の工房の看板を見つけ、そこへ迷うこと無く車で向かって行く。幹線道路から脇に逸れ、急な上り坂を上って行くのだが…
 「あのさ、こういうところって、一旦入ると何か買わないと出難くなっちゃうんじゃないの…?」と、僕はちょっとばかり心配になる。
 「大丈夫だよ。ちょっと覗いて行くだけだからさ」と、Kは極めて軽いノリである。う〜む…
 坂を上り切ると、そこには一見ごく普通の民家が建っていた。これがどうやら工房らしい。…このお宅の中に入って行くんですか?これじゃあますます何か買わないと出るに出られない状況になってしまうのでは…申し訳ないんですが、僕は先にも述べたとおり、焼物にはほとんど興味が無いので、もしもそういう状況になってしまったらちょっとツライんですけども…
 「俺はただKに付き合ってここに来ただけだからね。もしもの場合はKさん、ヨロシク!」
 「ええ〜っ?冷たいなぁ」
 僕らが工房の前でモジモジしていると、どうやら工房主らしき男性が「こんにちは〜」と声を掛けて来た。僕らもそれに応え、促されるままにお宅の中に通される。
 玄関に入ると、そのすぐ横に焼物が陳列してあるスペースがあった。僕らがそこに入ると、先ほどの工房主さんも一緒にやって来て、そのまま部屋の隅にある机に着き、静かに宅配便の宛名書きなどをしはじめた。…微妙な緊張感に包まれた部屋の中で、僕は完全に所在を失い、焼物を眺めつつ早くもここを出るタイミングを見計らい出す。ホントに失礼な話ですみません。これはすべて僕の無知蒙昧さが為せる業でして…でも、土によって焼物の素材感や色が微妙に違うということが分かって、結構勉強になったんですよ。例えば西表ならではの“鈴石”という――石の中が空洞になっていて、そこに小さな石が入ってるという面白い石。振るとコロコロと音がする――材料を使った焼物とかね。
 一方のKはと言うと、こちらもやはり少々気まずそうにしていた。同じ焼物を何度も見たりして、明らかに迷っている様子だった。が、ここがKさんの善いところ。彼は湯呑みのような焼物を持って、「これ、ください」と工房主に差し出した。よっ!Kさん、アンタぁ男だねぇ!…と言うか、単にこの緊張感に呑まれて買った、という感じではあったが。
 僕らは工房を出て、幹線道路に戻った。
 「…でも、これからまだ(沖縄滞在日数は)4日もあるんだよなぁ…これ、荷物になっちゃうよなぁ…どうせだったら宅配便で家に送ってもらえばよかったかなぁ…」
 「…そうだね。でもまぁイイじゃんか。どうせ荷物を持って歩くのはせいぜい宿と空港の間ぐらいだし。こうやってあっちこっち見て周ってる間は荷物なんて宿に置きっ放しなんだからさ」
 「…まぁ、そうなんだけどね」
 「ところで、Kがその湯呑みみたいな焼物を選んだポイントは?」
 「え?う〜ん…適当」
 …そんなこったろうとは思ったが…どこまでも失礼なお客でホントにどうもすみません、工房の方。願わくば、このページが工房の方の目に触れなければイイなぁ、と。それだけを夙に祈るばかりであります。
 

え〜っと、ここは“青烽窯”という焼物工房です。
ご自宅のすぐ脇に焼き窯がありました。
…ホントにすみません、失礼な客で…

    

玄関の横に何気なく置かれたシーサー。
これ、欲しかった!
工房では販売してないみたいだったけどね。

  

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