4年後〜BGMは『Change The World』でひとつ!


 俺様の朝は早い。いつだって早起きじいさんのような勢いで早朝にスッキリと目覚めてしまう。前の日に相当アルコールを摂取していても、気味が悪いぐらいに早起き。ましてや、昨夜はビールをジョッキ1杯&泡盛を2合しか飲んでいないので、普段に輪を掛けて目覚めが良い。
 時計を見ると、午前5時。…何で俺ってこんなに早く起きちゃうの?もう一眠りしよう。
 ……………………眠れないじゃん!
 
 仕方なく、僕は宿を出て、まだ明けきれない石垣港の周辺を散歩しに出かける。
 散歩に出たはいいが、当然こんな時間に開いている店など無い。唯一あるのは『ホットスパー』のみ。僕は『ホッパー(ホットスパーの略ね。間違っても“ホッピー”とかとは関係ないから)』に立ち寄って、雑誌を立ち読みしたりする。
 八重山情報誌『やいま』を読みつつ、今日はどうしようかと考えてみる。
 …昨日は「2日間まるまる石垣島巡り!」なんて目論んでいたけど、やっぱりちょっとの時間でもいいから、ほかの離島に行ってみたいなぁ。でも、黒島と竹富島には正月に行ったばかりだし、かと言って波照間島や与那国島に行くには時間が足りないし…
 今日の昼過ぎの飛行機で那覇に戻ることになっていたから、あまり無謀な行動は取れない。そうやって消去法で候補を絞っていくと…あ!そうか。“小浜島”があるよ!
 よくよく思い起こしてみれば、石垣島に向かう飛行機で『ちゅらさん』にご出演のお二人に遭遇しているわけだし、昨夜歓楽街で『ちゅらさん』という名のスナックを発見したりと、小浜島に因(ちな)んだ物事と縁があったにも関わらず、僕が小浜島に気持ちが向かなかったのは何故? ――それは、4年前に一度訪れたときの、僕の小浜島に対する印象が、極めて薄かったからに他ならない。
 印象が薄かった、という点においては、黒島なんかもいい勝負なんだけど、何しろ黒島には島民よりも多いと言われるほど大量に牛が居る。その事実が僕にほんのちょっとだけ「小浜よりは黒島のほうが印象的な島だったかも…」というイメージを植付けていた。って言うかね、正直言って小浜のことって、ほとんど覚えてないんですよねぇ。わりと記憶力には自信があった僕だけど、小浜島で見たものの記憶と言って、はっきりと思い出せるのは『はいむるぶし』ぐらいだったりするのだ。と言うのも、4年前にはじめて小浜島を訪れたとき、僕はかなり体調が悪かった。前の晩に美崎町で食べた料理が良くなかったのか、どうもやんわりとした腹痛(=痛くて痛くて仕方が無い!というほど悪くない程度)に見舞われていて、島を廻っていても少々上の空な状態だった。挙句の果てに、そのときの同行者・友人Kが、レンタカーであっちこっち迷ったりしたものだから、助手席に居た僕までもがどこがどこだか分からない状況に陥り、何だか判然としないまま小浜島巡りを終えてしまったのだった。

 よし!今度はしっかりと、気を確かに持って小浜島を廻ってみることにしよう!今日の行き先は“小浜島”に決定!『ちゅらさん』放映中に、その舞台になっている(と言っても、実際のドラマはほとんど東京で進行してたりするが)小浜島に行くなんて、まさにグッド・タイミ〜ング!
 などと“!マーク”を脳味噌の中で連発させながら、僕は一旦宿に戻り、荷物を持って離島桟橋に向かう。
 
 離島桟橋は、まだ7時前だというのに、意外なほど人気(ひとけ)があった。離島名物のひとつと言っていいだろう、キャンパーの姿もちらほらと見える。
 僕が旅券を買って、待合所のベンチでぼんやりと座っていると、たまたま隣りに座った家族連れのお父さんが話し掛けてきた。
 「これからどちらに行かれるんですか?」
 離島桟橋で話し掛けられるのって、ちょっと意外だったので(今まで一度も無かった)一瞬怯みそうになったが、気を取り直して、
 「小浜島に行きます」と答える。
 「あ〜、小浜島ですかぁ。僕らは西表に行くんですよ〜」
 「そうなんですかぁ」
 ………沈黙。気まずい。
 「西表には(今までにも)何度か行かれたんですか?」 僕はちょっとつまらない質問をしてしまった。
 「いえ、はじめてなんですよ〜。石垣島に来たのもはじめてで…沖縄に来たのは、今回で3回目なんですけどね…」
 「じゃあ、前の2回は本島を…?」
 「いいえ、与論と宮古島です。本島にはまだ行ったことが無いんです」
 それはスゴイ。沖縄リピーターとしては、かなり変則的なパターンじゃないの?与論島かぁ…行ったこと無いなぁ…と言う以前に、行こうと思ったことすら無いかも…
 「あ、与論島は沖縄じゃないんですかねぇ、アハハハ」と、お父さんは笑った。
 「う〜ん、厳密には沖縄じゃないんでしょうけど、でも近いイメージがありますもんねぇ、与論島って」
 と、ここでそんな遣り取りをニコニコしながら聞いていたお母さんが、
 「小浜島って、ドラマの『ちゅらさん』の舞台になってる島ですよね。私たちも明日あたり行こうかと思ってたんですよ〜」とうれしそうに言った。彼女は毎日欠かさず『ちゅらさん』を見ているそうで、小浜島訪問を楽しみにしているのだそうだ。
 「やっぱりあなたも『ちゅらさん』で…?」と訊かれたので、どう答えようかと少し迷ったけど、ここでもしも「僕は『ちゅらさん』って、月に2〜3回しか観てません」なんて言ったら場がしらけると思い、「はい、まぁ、そんな感じですねぇ」などと、かなり曖昧な返事をした。
 と、ここで僕の乗る船が桟橋に着いたので、僕は家族連れに別れを言って、そそくさとその場を離れた。
 しかし、やっぱり観てる人が多いんだなぁ、『ちゅらさん』って。小浜島に行くんだったらやっぱりあのドラマを観ていたほうが、より島を楽しめるのかもしれない。…失敗したなぁ。もっとちゃんと観ておけば良かった。
 …そんなことをあれこれと考えながら、30分弱の船旅はあっという間に経過し、小浜島に到着してしまった。
 

お馴染み、石垣港・離島桟橋。
早朝からかなりの人出でした。
やっぱり人気なのは竹富島と西表島。

  

“八重山観光フェリー”の船に乗って出発!
まだ朝7時とあって、もやってる感じ。
乗客も圧倒的に仕事関係の人が多い。

  
   
 小浜港に着くと、港の周辺は以前とほとんど変わらない姿だった。僕は、4年前と同じく、港のすぐそばにある『小浜島総合案内所』に向かい、そこでレンタカーを借りることにした。
 「…え?小浜島って小さい島なんでしょ?だったら車なんて借りなくても、自転車か何かで充分じゃないの?」と思われたアナタ!そう、確かに小浜島はそれほど大きな島じゃない。島の周囲は約17km。他の八重山の小さな離島に比べたら幾分大きめではあるが、島の規模で言えば自転車でも充分に廻れる。しかし、小浜島って案外坂が多くて、アップダウンが激しいのだよ〜。以前この島を訪れたときに、僕は坂道の途中で、暑さと疲れでドロドロになってしゃがみ込んでいたカップルを見掛けたことがある。体力に自信があって、「ちょっとぐらい鍛えるのも悪くない」と思える人は、自転車で廻ってみるのもいいだろう。しかし、僕はそんなしんどい思いをするのは御免被りたい。それに、午前11時には石垣島に戻らなくちゃいけなかったので、車で移動しないととても島を廻りきれそうに無かった。僕は迷うことなくレンタカーに狙いを定めていた。
 
 『小浜島総合案内所』は午前7時Open。僕はさっそく所内に入ってみるが…ありゃりゃ、誰も居ない。
 すぐ隣りにある『小浜島観光案内センター』の前にある椅子に腰掛けているスタッフらしき女性に、ちょっと訊いてみる。
 「あの〜、隣り、誰も居ないんですか?」
 「あれ〜?さっきまで居たんですけど…(他の仕事仲間に)ねぇ〜、オジィさっきまで居たよねぇ〜!…もうちょっと待っていれば、たぶんすぐ来ると思います」
 「そうですか、ありがとうございます…」
 仕方なく、僕はしばらく『総合案内所』の前で、主が現れるのを待った。10分ぐらい経ったところで、ここの主であるオジィが登場。
 「あ〜、お待たせしました〜」
 このオジィ、実はあの“DA PUMP”の宮良忍氏(『ちゅらさん』にも出演してたよね)のおじいさんなのだ、と言うことは案外有名な話かな?
 僕がレンタカーを借りたい旨を告げると、オジィは「…一人なのに車使うの?」と言う。ムッ!何か文句あるのか!?つべこべ言わずに車を貸してくれりゃあイイんだよ!…まぁ、確かにこんな朝っぱらから一人で島に来て、レンタカーを借りるヤツも妙と言えば妙ではあるけどね…
 「ちょっと時間が少なくて、11時の船で石垣に戻らなくちゃいけないんで…」
 「ああ、そう。ずいぶんと忙しいねぇ。…もしかしてお仕事で?」
 「(こんなだらしないカッコで仕事に来る人って居ないと思うけど)はい、そんなところです」
 「取材か何か?」
 「(先月の多良間島でも同じようなことを…)え〜っと、まぁそんな感じです」
 いちいち説明するのが面倒だったので、曖昧に答えて遣り過ごすことにした。
 
 さて、レンタカーも確保出来たことだし、さっそく小浜島巡りにゴ〜!
 あ、ちなみに、レンタカー料金は1時間当たり\2,000也(4時間以上だと一日借りて\8,000)。…ちょっと割高。レンタバイクのほうが良かったかも。でも、実は僕、バイクって運転したことがないんだよねぇ。
 まず僕が向かったのは、港からそれほど離れていないところにある“トゥマールビーチ”。
 島の風景や道の様子を見ているうちに、だんだんと薄れていた記憶が蘇ってくる。なんだか、途切れていた記憶を辿っているような気分。まるで記憶喪失の治療か何かしてるような。
 “トゥマールビーチ”、4年前にここに来たときは台風が通り過ぎた後で、波打ち際にゴミやら流木やらがドカドカと打ち上げられていて、ひどく殺伐とした雰囲気だったっけなぁ〜。島の人たちがせっせとゴミ拾いをしてたんで、ついでにちょっとだけ手伝ったりなんかしてね。港のすぐそばだから、高速艇やフェリーが行き交っていて、落ち着かなかったよなぁ。
 で、今日のトゥマールビーチは、砂浜もキレイでなかなか気持ちが良かった。
 少しの間ビーチで海を見ながら、ふと考える。そう言えば、この島って『ちゅらさん』のロケ地だったわけだよね。う〜ん、もっとちゃんと『ちゅらさん』を観ていれば、きっと島を廻っていても「あ!ここはあのシーンで使われていた場所だ!」とか「おお!ここは例のシーンで出てきた建物だ!」とか、感慨もひとしおなんだろうけど…ちょっとばかり後悔したりして。
 でも、まぁイイや。べつに僕は“『ちゅらさん』・ロケ地巡り”をしに来たわけじゃないし。
 


小浜島に到着〜!
港の周囲の風景は…以前と変わってないみたい。
ちょっとうれしくなったりする。

  

『小浜島総合案内所』。
う〜ん、懐かしいなぁ、ここ。
ここのおじさんが例の…

  

かなり立派なハイビスカスの“木”。
『総合案内所』の脇にありました。
…こういうの、初めて見たかもしれない。

  

港から“大岳”方面に続く道。
小浜島は意外とアップダウンが激しい島。
なので迷わずレンタカーを選択(^_^;)

  

“トゥマールビーチ”の手前。
ここも4年前とまったく同じ。
…ただ、ひとつ違うことが…

  

前はこのトイレの前に、仔ヤギが繋がれてた。
僕らが接近すると狂ったように大暴れするヤツ。
木には繋いでいた綱の痕跡があるけど…

    

これもビーチのすぐそばにある牛舎。
牛のみなさんは朝食を摂っておられます。
ところで牛って暑いの平気なんだろうか?

  

ビーチに行ってみよう!
確か、ちょっと閑散とした印象だったんだよね〜。
ゴミも結構落ちててさぁ…

  

おお!今日の“トゥマールビーチ”はキレイじゃん!
島で唯一(?)ビギナーでも安心して泳げるビーチ。
港が見えたりするのであまり雰囲気は無いけどね。

  

 何となく島の西側に向かう。と、いつしか“細崎”の集落に辿り着いた。
 ここ細崎は、海人(うみんちゅー)の多く住むところらしい。何でも沖縄本島の糸満の海人がここ“細崎”に移り住んで来たのだという。こんなふうに海人が大半を占める集落があるって、こういう小さな島では珍しいような気がする。
 細崎の集落の突端に、『海人公園』という場所があった。…こんな公園、4年前には無かったと思うんだけど。
 だだっ広い原っぱ、といった感じの公園の中には、子供たちが遊ぶのであろう遊具の類と、マンタを模(かたど)った“マンタ展望台”があった。さすがに遊具で遊んでみるわけにはいかないので、とりあえず展望台に上ってみる。
 展望台といっても、それほど高さがあるわけじゃないので、上ったところで特別眺望がバ〜ン!と広がることも無かったりするんだけど、“細崎漁港”がすぐそばに見えるし、その後ろには西表島も手に取るように見えたりする。
 
 …だけどね、だ〜れも居ない朝の公園って、ムチャクチャ寂しいんだよ〜。というわけで、早々に退散。ほら、本土の感覚で言うとさ、平日の朝だって、公園の中って誰かしら居るでしょ?犬の散歩してるおばさんとか、ベンチで語り合ってる得体の知れない柄の悪そうなおじさんとか、「どうしてこんなところに居るの?」と問い質(ただ)してみたくなるサラリーマンとか…
 
 “細崎漁港”には、地元の人の姿がポツリポツリとあった。みんな、擦れ違うととても気さくに挨拶してくれる。で、僕もいつものように“離島に来たら元気に挨拶”を敢行。
 「おはようございま〜す!」
 「おはようございます。今日も朝から暑いですねぇ〜」
 「おはようございま〜す!」
 「おはようございます。ご旅行ですか?どこからいらしたの?」
 「おはようございま〜す!」
 「おはようございます。観光ですか?どうぞごゆっくりねぇ」
 …小浜島の人って、結構みんなフレンドリー。って言うか、小浜に限らず離島の人はみんなとても気さく。これがたまらなくうれしいのだよ〜♪
 普段の僕はどちらかと言うと、自分から声を掛けたりするのに躊躇してしまうタチなんだけど、島に居るときはまるで別人のように声を掛けまくり。で、島の人はほとんど例外なくそんな僕の声に応えてくれる。
 

放し飼いのヤギ。至近距離。
このヤギは頭撫でても平気だった。
だけど大概は、ヤギって人が近づくと逃げ惑う。

   

このやや赤み掛かった土の色さえもいとおしい。
「沖縄の畑だ〜!」って実感する。
…赤土汚染の素でもあるんだけどね…

  


島の西端にある“細崎”の『海人公園』。
さすがにこの時間から遊んでる子供は居らず。
駐車場も完備された、案外広い公園。

  

何しろ“海人”ですからねぇ。
トイレだって波をイメージしたデザインです。
…一瞬、何だかよく分かんなかったけど。

  

うわっ!なんだ!?
…マンタ型の展望台ですね。
小浜と言えば“ヨナラ水道”が有名だしなぁ。

   

正面から見てみましょうか。
…とても素晴らしいと思います。
僕には無いです、こういう発想。

  


“マンタ展望台”からの眺望。
公園のすぐ横には“細崎漁港”。
その向こうには西表島もハッキリと見える。
      

灯台も近くにあって、公園から上れます。
左上の写真に写ってた夫婦が向かって行ったけど…
僕は遠慮しました。

    


あのフェンスはなんだろう?
野球か何かをここでするんだろうか?
それにしては中途半端な気もするけど。

  

ローラー式の滑り台。意外と長い。
傾斜は緩やかなので、お子様にも安心です。
って、お子様しか使わないとは思うが。

  

一瞬「天に召されたパンダ!?」かと…
頭上の黄色い輪っかは手すりでした。
奥に居る青緑の生き物は何だ?

   

朝の“細崎漁港”。
上半身裸のオジイが数人居ました。
いかにも“海人”って感じのする、褐色のオジイたち。

  

堤防にも沖縄名物の標語が。
…そんなに島の子供って、帰宅時間が遅いのかなぁ?
だって、陽が暮れると真っ暗になりそうだよ、この辺り…

  

 “細崎”を発って、そのまま北の方に進んでみることにする。
 途中、マドンナの『ライク・ア・バージン』が大音量で聴こえてきた。なんて場違いな音楽なんだ。マドンナの歌声がガンガンと流れてくる方向を見ると、畑の中に停まっている軽トラックがあった。どうやらあの車から流れて来ているようだ。農作業のBGMなのか?『ライク・ア・バージン』が?「ヘイ♪」とか言ってるぞ、マドンナが。
 …気分が削がれちゃった。気を取り直して、島の北の方にある“アカヤ崎”を目指してみたのだが、どうもなかなか辿り着かない。畑の中の道を闇雲に進んでみるのだが、ケモノ道のような細い畦にぶつかってしまったり、行き止まりになってしまったりする。…こりゃ、友人Kのことをとやかく言えないな。俺も道に迷ってます…
 
 さんざん同じようなところを行ったり来たりしたのだが、結局“アカヤ崎”には辿り着けず、僕は行くのをあきらめて、島の中心部にある“小浜”の集落に目標を変更することにした。
 来た道を引き返すと、例の『ライク・ア・バージン』の畑では、今度はエリック・クラプトンの『チェンジ・ザ・ワールド』が流れていた。イイねぇ、クラプトン♪これだったら小浜の景色にもそれなりにシックリ来そうな感じ。
 ♪If I can change the world
    I'll be the sunlight in your universe
 …しかし、それにしてもなんでさっきから洋楽が?あ、もちろん小浜島に洋楽ファンが居ること自体は、べつに不思議じゃないことだけどね。
 心なしか、小浜の田園風景が、テキサス辺りに見えてきて―― って、それはちょっと無理があるか。
 

“石長田海岸”〜“アカヤ崎”方面を見たところ。
牛がたくさん放牧されてます。
…何の草食ってんの?この牛たちって…

   

有刺鉄線をものともしない!
何が彼らをそこまで駆り立てるのか?(草でしょ?)
首を引っ込めるとき、かなり痛そうだった。

  
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