R指定(或いは「ひとりツッコミの多い俺」)
 
 
 新宿です。僕の住んでるところから、電車に揺られて30分くらいで着きます。なので、結構ちょくちょく遊びに行く場所ではあるんだけど…
 僕がもっぱら徘徊するのは、東口界隈が中心。いわゆる歌舞伎町周辺ね。…あ!誤解しないように!べつに僕は歌舞伎町で善からぬ遊びに興じてるわけじゃなくて、“普通”の居酒屋に飲みに行ったり、映画を見に来たり、買い物したりするだけだから。
 
 ところが、その新宿にある『東京都庁』には、今まで一度も足を踏み入れたことがありませんでした。東京都民になって早10年近い歳月が流れているというのにねぇ…だってさ、ぜんぜん用事がないんだもん、都庁になんかさ。
 そこで、やっぱり一度は行っておこうと思い立ち、ここ連日続いているクソ暑さの最中、“初登庁”して来ました。

 今日は日曜日。と言うことは、当然官庁はお休み。で、都庁もご多分に漏れずお休み。都の職員の皆さんは出勤してないし、基本的に都庁の中も閉まってる。
 ただ、“展望室”はちゃんと開放されてました。ホントは都庁の中のいろんなところを見学しまくってやろうと思ってたんですけど、仕方ないので展望室に上ってみることにしました。
 “第一本庁舎”という建物は、上階のほうで二股に分かれていて、そのそれぞれの45階部分に“北展望室”と“南展望室”があります。“北”と“南”には、それぞれ専用の高速エレベーターが設けられていて、55秒で展望室まで到着!(←係のおねえさんの説明に拠る) でも、“北”と“南”は完全に分離してるので、お互いに行き来はできません。ちょっと面倒。
 さて、その展望室からの眺めなんですけど…これ、なかなかスゴイです。四方八方、見渡す限りの建物、建物、建物!方角によっては丹沢の山(富士山含む)や、東京湾が遠くにうっすらと確認できるんだけど、そんなの取って付けた程度のこと。とにかく一面の建物。ビルやら家やら高速道路やら、そんなものが360度びっしりとひしめき合ってる。…う〜ん、なんかいろんな意味で圧巻!こういう光景を見ると、「やっぱり東京って“大都市”なんだなぁ…」と痛感します。
 
 ちなみに、この“展望室”は入場無料。夜10時まで開いているそうなので、大東京のグレイトな夜景もバッチリ無料で鑑賞できます。貧乏カップルには、まさにもってこいですね♪(敵を増やしかねない発言)
 都庁と『都議会議事堂』の間にある“とみん広場”の地下には、“レストラン街”なるところまでありますし。ただし、ここのレストラン、結構値段が高い。貧乏カップルは要注意!(だから反感買うって…)
 僕はこの“レストラン街”にある某日本そば屋さんに入ったんだけど、食べたかった“三色”というメニューは「すみません、それは平日だけのメニューなんです…」とか断られちゃうし、「じゃあ、…“天ざる”ください」と言えば「すみません、天ぷらが終わっちゃって…」とこれまた断られる始末。僕の後に入ってきた人は“カレーうどん”を注文して、これも「カレーが切れちゃって…」と断られてました。…いいのか?!そんなんで…
 


都庁に続く地下道。左に“動く歩道”。
これを設置するときに騒動があったよね。
ホームレスvs東京都で…

  

ド〜ンと威容を見せつける都庁“第一本庁舎”!
ちょっとゴシックな雰囲気もあるような。
…好みにもよるとは思うけども。

  

『都議会議事堂』。円形です。
下は“とみん広場”になってます。
…安直なネーミング。

  

議事堂越しに見る“第二本庁舎”。
“第一”に比べると若干存在感薄ですが…
こっちも結構大きなビルです。

  

“北展望室”に上って来ました。
ここにはカフェブラッセリーがあります。
要するに“喫茶コーナー”ですね。

  

西新宿・中野方面の眺望。
ゴチャゴチャと建造物がひしめき合う。
“中野サンプラザ”もバッチリ見えます。

  


同じ方向の写真なんだけど…
こうして見ると、都庁周辺のビルは一際高い。
軒並み100mを超える高層ビル群。

  

こっちは初台方面。
手前のビルは高さ235m。
奥のほうのビルは234m。1mの差なんか…ねぇ…

   

まさしく“高層ビル群”って感じ。
下のほうの建物がミニチュアのよう。
高さに対する感覚が麻痺してくる…

  


東京タワーが左端に見えるの、分かる?
遠くにはレインボーブリッジが…見えないか。
肉眼だとうっすら確認できたんだけどね。

  

みんな、まったりとした感じで過ごしております。
クーラー利いてるしね。
ついでに無料だし。

  

“南展望室”。こちらにも喫茶コーナー有り。
“北”と眺望はほとんど同じです。
ただ“北”では見えない渋谷方面が見える。

  

都庁限定『みんくる』。『みんくる』って…?
都バスをイメージしているようだが、詳細は不明。
“ゴーヤーマン”並みの大ヒットの予感!…しないって。

  

 『都庁』のすぐそばに『新宿中央公園』というのがあります。ここは、いわゆるホームレスの人がとにかく大量に居る公園です。たぶん、その人数たるや100人じゃ利かないんじゃないかなぁ?普通に公園を訪れている人の数よりも、ホームレスの人の方が圧倒的に多い。年配の人、若い人、男性、女性、ありとあらゆる層のホームレスの人たちが、日陰やベンチに腰掛けたり寝転がったりして、昼寝をむさぼったり語らったりしていました。これって、何か立派なひとつのコミュニティーと化してる感じ。
 もちろん、いろいろな事情があってこうして居る人がほとんどなんだろうけど、こうしてでも生きていける、っていうのはある意味、今の時代では“希望”にも似ているような気がする。こうした生き方さえも選べない人が、世の中にはたくさん居るんだろうしね。

 …って、ちょっと話が重くなりましたけど、そんな『新宿中央公園』の奥に、『熊野神社』というところがありました。『熊野神社』って、同じ名前の神社があちこちにあるよね。ひょっとして、フランチャイズ制?『熊野神社・新宿中央公園店』とか(“店”じゃないだろう)。
 で、ここでおみくじを引いたんだけど…おみくじが“自動販売機”になってて、いまいち有り難味が薄い!しかも、お金(\100)を入れると「ピンポ〜ン」とかいう音がすんの。ちょっとマヌケです、これ…
 でも、おみくじの結果は“大吉”!イェ〜イ!願望は、初心に返って励めば万事OK!旅行は…「急ぐと悪し。暫く待て」だって。ハッ!多良間島のことか?!だったら、もう遅いんですけど…

 神社でのお参りを済ませ、再び公園の中を散策していると、いきなりスピーカーから大音量の声が聞こえてきた。参議院選挙の演説の声ですね。
 「小泉首相の言う“痛みを伴う改革”!小泉さんはこれ以上の“痛み”をまだ国民に与えようとしているのです!もう“痛み”は充分味わいました!これ以上の“痛み”は、致命傷になり兼ねない!」
 その演説を、公園で暮らす人々は、一体どんな気持ちで聞いているんだろう?彼らには、たぶん投票用紙は届いていないとは思うけど…
 

第一本庁舎を見上げてみる。
しかし、この辺りって見上げるもんばっかり。
暑さも手伝って、立ちくらみが…

  

『新宿中央公園』に繋がる陸橋の上から。
ビルはやっぱり下から見たほうがイイかなぁ。
造形的にも凝ってるしね。

  

『新宿中央公園』の広場。
奥に見えるのは“新宿ナイアガラの滝”。
…っていうほどじゃないような気が…

  

滝の前では何かの撮影が行われてた。
こんなところで撮影って、ちょっとセンスに疑問。
写真学校の生徒さんか何かかな?

  

その一方で、火の着いた棒を回す青年が…
大道芸の練習なのだろうか?
見てるだけでも暑くてかなわないよ…

  

Movie

“新宿ナイアガラの滝”の瀑布。
涼しげな水の感触をあなたへ…
って言うか、これがナイアガラ?って感じ…

木漏れ日が清清しいです。
でも、ホームレスの人がた〜っくさん。
カメラ持ってると睨まれます。ビクビクもんです。

  

母子の像。
母子そろって手を伸ばしちゃってます。
…子供、かなり無理な体勢。

  

『熊野神社』。
境内には池や滝があります。
ここの滝はすごく激しいです、水の落ち方が。

  

神輿殿もある『熊野神社』。
外国人の姿も何人か見掛けました。
ハウ・ドゥー・ユー・フィール、シンジュク?

  

社殿の前にあるおみくじ自販機。
周囲の雰囲気から浮きまくりです。
郵便ポストかと思っちゃったよ。

  

Movie

おみくじ買いました。
よ〜く聞いてね、「ピンポ〜ン」って音。
出てくるところもちょっとマヌケ。

社殿の裏にある“太田南畝の水鉢”という区の文化財。
そんなのお構いナシで眠る猫。
顔に傷がありました。ちょっと心配になったけど、平気みたい。

  

 都庁方面から、新宿駅へと戻ります。新宿駅西口って、僕はあまり利用しません。冒頭でも言ったとおり、東口にはよく行くし、南口にもときどき出没するんだけどね(タイムズスクエアとかに行くときに)。

 この西口から東口に向かうガードの近くに、“思い出横丁(別名“小便横丁”)”というところがあります。
 ここは、99年11月に大火事に見舞われて、一時期「再起不能では?」と心配されたこともありました。でも、さすが長年いろんな人に愛されている横丁!しっかりと復活しております。
 とにかくこの横丁にある飲食店は、どこも格安!お店自体は狭いし、キレイだとかオシャレだとかいうのとは何万光年もの隔たりがある感じなんだけど、お金に不自由してる学生さんや、ちょっとディープに酔い痴れたいと欲しているお父さんにはありがた〜い場所なのであります。たぶん。
 …って、僕はここで昔々一度だけ飲んだことがあります。就職して間もない頃に。会社に同期入社したヤツと新宿に来たときに、「イイ店知ってるから」と言われ、この“思い出横丁”にある『朝起』という店に連れて来られました。…ちなみに、この『朝起』という店名なんですけど…口に出して言うのは少し憚られる読み方をします(^_^;) ピ〜ンと来た人は、こっそり失笑してみましょう。
 この『朝起』に僕を連れて来てくれたヤツは、今はもう会社を辞めて、今ではどこで何をしているのやら…というわけで、僕にとってこの横丁は、その名のとおりの“思い出横丁”になってしまいました。
 …実は、そのとき以来、ここに来てませんでした。なので、例の大火事の後でこの横丁がどんなふうになってしまったのか、ちょっと不安だったんだけど、一部を除いてほとんど当時のままでした。ちょっとホッとしたなぁ。
 
 で、西口から、勝手知ったる東口方面へ。
 歌舞伎町の辺りって、昼も夜もいっつも人でごった返してます。ときどき「鬱陶しいなぁ…」と思うこともあるけど、この街には妙なパワーが漲ってる感じがして、僕はわりと好きだったりします。
 でもさ、歌舞伎町って言ったら、やっぱり“歓楽街”ってイメージが強いでしょ?まぁ、実際そのとおりだしね。椎名林檎も歌ってるしね、“大遊戯場歌舞伎町”って。
 …しかし、歌舞伎町でその手の“遊び”をするのって、ちょっと怖いような気がするよなぁ。何だかヤ○ザの気配とかするし…ボッタクリとか…
 
 それにしても、風俗関係の店の名前って、アホらしくて面白いよねぇ。こういうネーミングを思いつく人って、どんな頭してるんだろう?かち割って見てみたい!…ってほどでもないけど。
 夜の歌舞伎町は、これまたいろんな人がいろんな目的でワサワサと群がって来て、得体の知れない“力”が炸裂しています。酔っ払いが大暴れしてたりして少し怖いですけど、ちょっとそんな雰囲気を味わってみるのもイイかもしれません。…ただし、大人になってからね(お節介な感じ。おまけに誰を対象にしてるのかよく分かんないし)。
 

高層ビル。
…くどいですか?
でも、こういう眺めもわりと好きなんですよね。

  

ビルの窓に陽が当たる。
窓を染め上げる空の色。
何だか“夏”って感じがすごくします。

   

ビルに映り込むビル。
こういうのも都市の作る面白い光景。
角度を変えて何度も見てみたり。

  


♪新宿西口 駅の前ぇ〜
でお馴染みの“ヨドバシカメラ”。
今ではあっちこっちにあるけどね。

  

ご覧のとおりです。
“安くて、おいしい”に偽りナシ?!
フラッと入るにはちょっと敷居が高いかな?

  

狭い路地と、狭い店。
昼間からチビチビ飲んでるお父さん。
格安カレーをかき込むお兄さん。

  


店の軒下から鉄骨が出てて、その先に蛍光灯が。
どこか“戦後”っぽい空気も漂う。
呑み屋からお客さんの背中が出てるの分かる?

  

裏路地の侘しさと妖しさが同居する空間。
でも、そんなことに構わずお客は酔い潰れる。
『ちゃんちきおけさ』でも歌ってみる?

  

歌舞伎町。
混沌とした街の象徴。
何故か人が溢れ返ってます。いつもいつも。

  

料理屋、遊戯場、風俗店…
本来だったらカップルで歩くのは抵抗があるはず。
でも、カップル比率も高いんだよね、不思議と。

  

色とりどりでなかなかファンシーな看板。
しかし、よ〜く見てみると…(^_^;)
“若妻道場”って…普通繋がらないだろ、文脈として。

  


…“元祖”らしいです。
こんな女学院に、親は入学させませんね、きっと。
でも、お父さんは入学してるかも…です(←下品)

     

おばちゃんの殿堂、『新宿コマ劇場』。
今は“中村美律子・七夕公演”が演目のようです。
…中村美律子って、誰?(演歌に疎い俺)

    

コマ劇の前ってパフォーマンスのメッカ。
この日もこんな白塗りの人たちが…
山海塾かと思っちゃった♪

  

長蛇の列が出来てる。
これは、あの『千と千尋の神隠し』を観る人たちの行列。
今度こそ、ホントに引退するんだろ〜なぁ、宮○駿!