世界遺産・ニセモノ その4
 

≪JAPAN ZONE 2≫

 諸外国の名物を見て周った後に、日本の名所が現れると、ちょっとホッとする気もしますけども。
 というわけで、この“ジャパン・ゾーン2”は、入ってすぐのところにあった現代建築を主体とした“ジャパン・ゾーン1”に対し、
歴史的建造物や、“日本の四季”と題したノスタルジックな日本の田園風景のジオラマを中心にしたエリア。
 他のゾーンのような豪華さや華やかさはちょっと希薄だけど、いかにも“日本!”ってなしっとり感に包まれていて、これもなかなかイイ。
 …でもね、やっぱり実物を知ってたりすると、「これはちょっとどうだろう…?」と首を傾げてしまうことがあったりもする。
 例えば、何故か沖縄を代表する建造物になっている『守礼の門』。この門のミニチュアもしっかりあるのだが、門自体はともかく、周りの状況があまりにも違っているし、おまけにその門の前で、長崎チックな“蛇踊り”が繰り広げられて居たり…いや、沖縄にも“蛇踊り”をする人や団体が、ひょっとすると居るのかも知れない。でも、普通する?『守礼の門』の前で…。どうせだったら、琉装で組み踊りしてる人を配置するべきだったんじゃないの…?
 
 “日本の四季”と名付けられた巨大なジオラマ状態のミニチュアの中に、“村の盆踊り”という部分があって、あの“寅さん”が縁日の屋台でバナナの叩き売りをしてたりする(もちろん人形が、だよ)。面白いなぁ、と思いながら眺めていると、一組の親子連れがやって来た。
 実はこのミニチュアの一部には、別売りの“プレイカード”というプリペイドカードを差し込む装置が設置されていて、カードを入れると人形や船が動いたり、音楽が流れたりする仕掛けになっている。
 この“村の盆踊り”にもその装置が備え付けられてるのだが、親子連れがカードを差し込んでみると…
 ♪スッチャッチャ スチャラカ スッチャッチャ!…という感じで、何やらバカにご陽気な音頭が大音量で流れ始めた。
 その音楽に、きょとんとした様子でじっと立ち尽くす親子連れ。ひどく場違いな、ちょっと人を小馬鹿にしたような音楽が流れている間、親子はミニチュアを見ながら静かに立っていたが、音楽が終わると「何これ…」というような表情で、お互いに顔を見合わせていた。…無理もない。僕だって端で見ていて「何これ…」と思ったもん。
 
 さて、かなり充実した気持ちで『TWS』を出ようと思ったときに、エントランス近くの特設ステージでは、子供向けな感じのショーが披露されていた。
 ここのマスコット・キャラクターである“飛夢(トム・♂)”と“舞夢(マイム・♀)”が、これまた妙な音楽に合わせて「キャ〜!!」とか「ウォ〜ウ!」とか奇声を発しながら激しくDancing!
 その後、人間のおねえさんが舞台に登場し、何か寸劇みたいなものをやらかした後、「さぁ、みんなも一緒に歌って踊ってね!」とか言いながら客のほうに降りてくる、というコテコテの展開に。
 舞台から降りてきた飛夢と舞夢は、記念撮影にもにこやかに(もともとにこやかな顔なんだけど)対応し、舞台でひとりで踊っているおねえさんは、ちょっとないがしろな状態。
 僕はそんなショーの音を背中で聴きながら、『TWS』を後にした。

 とにかくだ!ホントに“ここは華麗な玉手箱”かもしれない!過度の期待を持たずに行けば、うれしい裏切りとなるであろうし、期待して見に行っても、きっとまずまずの手応えを得ることができるはず。
 『80日間世界一周』ならぬ、『約2時間世界一周』の旅。ミニチュアにはミニチュアの、凛とした自己主張があったのである。
 


たぶん『唐招提寺』だと思う。
違ってたらすみません(^_^;)
このゾーンに来る頃にはちょっと疲れてます…

  

『石山寺多宝塔』
…って、どこにあるんだろう?
たぶん京都か奈良だよね?みんなは知ってる?

  

『薬師寺』ですね、きっと。
中学の修学旅行で行ったことがあります。
勝手に半鐘を鳴らして激怒されました…

  

『法隆寺』。と言えば聖徳太子。
梅原猛の“太子の怨念封じ込め説”って知ってる?
聖徳太子の怨念を鎮めるために建てたって話…

  

言わずと知れた『金閣寺』。
「ココニ天皇ガ住ンデイルンデショウ?」
と、真顔で訊いた留学生を僕は知ってます(^_^;)

  

これまた有名な『清水寺』。
「清水の舞台から飛び降りる」という常套句。
確か“飛び降りないでください”って立て札が…

  


『厳島神社』。“秋の宮島”ってイイよねぇ。
…って、行ったことないんだけどねぇ。
広島にはいつか必ず行こうと思う、今日この頃。

  

たぶん『熊本城』…だよね?
“城マニア”っていう人たちが居るけど、
僕はよく分からないなぁ。

  

村の鎮守のお祭り。盆踊りの人の環。
こういう光景って、なかなかお目に掛かれない。
小学校の校庭とかでやってたりするしね(^_^;)

  
Movie

左のミニチュアの前で。
大音量で流れてくるバカ陽気な音頭に、
固まってしまった女の子。
この音楽は、ちょっと違うような気がする…

田んぼの脇のバス停でバスを待つ人々。
とにかくホントにこの人形たちには感動すら覚える。
一体一体にちゃんと表情があるんだよ〜!

  

出ました!『守礼の門』!
…で、なぜかその前で“蛇踊り”…
何だか微妙に間違ってる気がするのは俺だけ?

    

『春日大社』の庭木の剪定作業中(^_^;)
ピンセットのようなもので調整しています。
途方も無く細かい仕事!スゴ過ぎ!

  

マスコット・キャラ“トム(飛夢)”と“マイム(舞夢)”。
悲しくなるほど垢抜けないショー。
ヘンなディスコ調の曲でノリノリのご両人。
画像をクリックすると、ステキなダンスが見られます。