正統派 鎌倉散策
     

 “鎌倉”は、僕の好きな場所のひとつ。
 で、昨日、お盆で横須賀の実家に帰っていたので、東京に戻りがてらちょっと寄ってみようと思い、即実行!
 まだ午前中の早い時間だったことと、お盆中だったせいで道路も空いててラクラク到着。
 とりあえず鎌倉駅の近くの駐車場に車を停めて、あっちこっちウロウロと歩き回った。

 “鶴ヶ岡八幡宮”も、まだ人が少なくて、正月に来たときのあの目ン玉飛び出そうな人の波とは雲泥の差。
 今回は心置きなくゆっくりじっくりお参りしました。8月半ばにして、ようやく初詣が実現したような気分。
 こういうところに来ると、どうしても引いてしまうのが、おみくじ。
 シャカシャカとシェイクして…結果は、“末吉”だった。…こういう中途半端なのがいちばん腑に落ちないのだが、まぁこればっかりは神様が決めることなので、仕方なく承っておくことにする。

 お参りを済ませた後、“北条高時 腹切りやぐら”を見に行った。(その様子は別のページに…)
 “腹切りやぐら”に行く道は、本当にひっそりとした閑静な住宅地を伸びていく。鎌倉の町は、こんなふうにメインの通りからちょっと裏に入っただけで、緑豊かで静かな空間が現れる。そこがまた魅力だったりするのだ。
 

“鶴ヶ岡八幡宮”境内(って言うのか?)。
左で箒で掃いてる職員(?)さん。
とても愛想がよくて感じのいい人でした。

    

朝方はちょっと曇ってました。
参拝客は数えるほどしかいません。
の〜びのび参拝三昧♪

   

境内にある池。ハスが群生しています。
蓮根、いっぱい採れそうだよね。
採る人、いないと思うけど。

  

“滑川(なめりがわ)”。
このまま由比ガ浜まで流れていきます。
鎌倉は緑もいっぱいです。

  

 駐車場に向かいながら、不意に「江ノ電に乗りたいなぁ」と思い立った。
 車で“鎌倉山”のほうに行こうかと思っていたんだけど、ひさしぶりに江ノ電に乗ってみたくなった。
 車を駐車場に置いたままで、僕は鎌倉駅へと歩き、江ノ電に乗ることにした。
 
 江ノ電は、鎌倉〜藤沢を結ぶ、単線の電車なんだけど、住宅の中を抜けたり、路面電車のように街中を走ったり、そうかと思うと海沿いを走ったりと、車窓からの眺めを見ているだけでなかなか楽しい電車なのだ。
 とりあえず、“長谷駅”までの切符を買って、江ノ電に乗る。
 車内は、さすがに盆休み中ということもあって、午前中からかなり乗客が多い。家族連れやグループで旅行してるらしき人たちなどで、とてもにぎやかだった。

 長谷駅で降りて、僕は“長谷寺”へ向かった。
 ここには高さ9mのでっかい“十一面観音”がある。ここへ来るのはひさしぶり。…たぶん、中学時代以来じゃないかな?
 結構たくさんの参拝客に混じって、境内をひと通り見て歩いた。
 

長谷寺”。
拝観料\300。…まぁ手頃なところかも。
デカイ観音様も見られるし。

  

境内にある“弁天窟”。洞窟です。
中は天井が低くて暗いので、
なかなかスリルがある…?

  

洞窟内には弁天と16の童子が祀られてます。
ロウソクは有料。
…僕はロウソクなしでお参り(^_^;)

  

“観音堂”。
この中に全長9m金箔の巨大な観音像が。
でも、撮影禁止。…ケチ。

  

…というわけで、パンフレットの写真を拝借。
ところで、観音様って、男?女?
チョロひげあるし、胸ないし…男なのか?

  

“観音堂”の隣の阿弥陀如来像。
こっちも金ピカですが、ちょっと小さい。約3m。
厄除けに効果があるそうです。


  

ここからの眺めはなかなかいいです。
相模湾が眼下に広がります。
すっかり晴れて、暑いくらい。

  

ここは水子供養でも有名です。
手編みの服や帽子を着ているお地蔵さん。
親の想いがひしひしと…

  

池に亀。
一瞬、作り物かと思ってしまった。
よく見ると、うようよといました。亀天国。

  

 長谷寺からちょっと歩いたところに、有名な“長谷の大仏”が鎮座ましましている。
 実は子供の頃、僕はこの大仏が怖くて近づくのを泣いて拒んだらしい。今にして思うと、なんとも情けない話だ。
 というのも、当時テレビで『大魔人』の映画を観て、どうもその強烈な印象と大仏の威容がダブってしまったのだ。
 僕の小心者ぶりを遺憾なく指し示す、微笑ましいエピソードである(どこがだよ)。
 その後も、確か高校ぐらいのときに一度来ただけで、あまり大仏には馴染みがなかった。
 なので、今日はじっくりと大仏を骨の髄までしゃぶり尽くしてやる!とかすかな意気込みを抱きつつ。

 …でも、骨の髄も何も、大仏にはこれといって特別な仕掛けがあるわけでもなく、ただ「やっぱりデケぇ…」と思うくらいで、子供の頃の大仏に対する感想と、そうたいして変わらない感想が残っただけだった。
 大仏の内部に入れるようになっているので、とりあえず入ってみたものの、だからといって大仏に対する認識が変化するでもなく、「やっぱり大仏は大仏なんだなぁ…」と思うだけだった。
 

“高徳院”の大仏様。
やっぱデカイわ。
外国の人が「Wow!」って驚いてた。

   
  

大仏近影。
胸元はだけてて、案外セクシー。
“竜虎”を思い出した。知ってる?竜虎。

  

“胎内”って言われても…
要するに、大仏の内部に入れるわけです。
…20円って、微妙な価格設定ではある。

  

で、胎内。
階段で途中まで登れます。
中、空洞なんだねぇ。あたりまえか。

  

これ、はだけた胸のあたり。
なるほどねぇ…
って、それがどーしたって気もするが。でも、20円だし。

   

これは頭を中から見たところ。
パンチなヘアスタイルが見事!
やたら補強しまくってるのが気になるけど…

  

 長谷駅に戻り、江ノ電で藤沢寄りに行ってみようかとも思ったが、急に陽射しが強くなってきたので面倒になり、そのまま鎌倉駅に引き返すことにした。
 …海、見に行くべきだったかな、とちょっと後悔したが、長谷駅構内ですれ違った藤沢方面に向かう電車のすし詰め寸前の混み具合を見て、「あっちに乗らなくてよかったぁ〜」と胸を撫で下ろした。
 普段、電車にあまり乗らない生活を送っているので、どうもあのラッシュが…昔はそれほどツラくなかったんだけど…
 そう言えば、沖縄にも電車がないしね。…僕が沖縄が好きな要因のひとつは、ひょっとすると“電車に乗らなくて済むから”という、えらく単純なものなのかもしれない。
 

江ノ電の中から、線路を撮ってみました。
単線の線路の両脇に建ち並ぶ住宅。
こののんびり感が江ノ電の味わい。