武蔵野にて
 

 “吉祥寺”は、僕の好きな街のひとつ。
 JR中央線の吉祥寺駅周辺には、ありとあらゆる店がどっさりとある。大型店、料理屋さん、CDショップなどなど…
 僕の住んでいる、通称“武蔵野地区”では、一番の繁華街。それが吉祥寺。
 そんな、人と車でひしめき合う駅周辺からほんの少し離れると、それこそこの辺りが“武蔵野”と呼ばれていた頃の、自然豊かな風情がまだ名残る場所がちゃんと残っている。そこがまた、僕が吉祥寺に惹かれる理由のひとつなのだ。

 さて、駅前で買い物を終えて、僕は久しぶりに“井の頭公園”に行ってみようと思った。
 正式には『井の頭恩賜公園』。“恩賜”というだけあって、この公園は結構敷地が広い。
 玉川上水に沿って、“井の頭池”周辺の遊歩道や、ちょっとした動物園のような『井の頭自然文化園』、運動場などが敷地内にあって、散策する人も多い。
 この日も、園内には人がいっぱい居た。でも、それほどゴミゴミとした印象はない。人がたくさん居ても、なかなかのんびりとした雰囲気が楽しめる。
 
 「公園でのんびりと…?そんな、お年寄りじゃあるまいし…」と思っているあなた!
 休日にここへ来ると、大道芸人のパフォーマンスも見られるのだぞ!(今日は居なかったけど)
 年の瀬で何かと慌しいこの時期、こんなふうにボケ〜ッと池なんぞを見ながら日向ぼっこするというのも、これはこれで実にオツなものなのである。
 写生する人、写真を撮る人、似顔絵を描く人、ホームレスの人…それぞれ思い思いに時間を過ごす。
 公園から少し外れたところでは、トランペットやサキソフォンなどの管楽器を練習する人の姿も見える。
 冬の澄んだ空気の中に吸い込まれていくその音―― これもまた気持ちがいい。
 
 アスファルト・ジャングルというイメージの強い東京だけど、意外に緑は多い。
 都会の雑踏も東京。そんな中にぽこっと出現するエア・ポケットのような緑も、また東京。
 


冬晴れ。
枯木立越しに見る青空。
陽射しがあると少し暖か。

  

井の頭池へと続く道。
近所の人も通り道として利用してたりする。
僕もこの辺りに住みたい!

  

井の頭池の“辨天池”。
“井の頭辨財天”があるから、この名前。
この周辺はかなり静かです。

  

これが“辨財天”。
浮島のようになってます。
なかなか趣きあり。

  

“辨財天”の隣りにある観音堂。
線香の煙と匂いがすごい。
辨天様参りは、カップルで行っちゃダメ。

  


よく分からないかもしれないですけど、
龍の咥えた玉の中からお清めの水がチョロチョロ。
ここでお金を洗うと増えるんだって。

  

ゲッ!し、死んでる〜!
…と一瞬思ったけど、寝てるだけでした。
でも、足浮いてるし…ビックリしたぁ〜。

  

池のほとりでカモを見る家族連れ。
井の頭池周辺は野鳥も多い。
その野鳥を観察する人も居る。

   

カモ。
確か『目黒雅叙園』のところでも…
べつに僕は“カモ好き”じゃないですけど。

  

人が投げ込むエサに群がるカモたち。
これぞまさに「エサに引っ掛かった“カモ”」!
残念ながらネギは背負ってません。

  

池にはいくつかの橋が架かっています。
橋の上から眺める池も、いいもんです。
…俺、すご〜く年寄り臭い?(大人、と言って欲しい)

    

池には噴水もいくつかあります。
…ちょっと余計なお世話って気がしないでもない。
とくに冬は寒々しい感じがするし…

  

池を巡る遊歩道。
散策にはもってこい!
沿道には喫茶店やそば屋さんなどもあります。

  

一番大きな橋“七井橋”から。
ここにも噴水が…
春には東京屈指の桜の名所に。

  

ボートにも乗れます。
確か、\600前後で借りられます。
カップルでボート。ちょっと恥ずかしいですけど。

  

でも、年末年始は休業中。
ちなみに、『自然文化園』もお休み。
動物、見たかったんだけどね…

  

分かりづらいですが、サギが止まってます。
“カモ”と“サギ”…
犯罪の臭いが――しないか、べつに。

  

こっちはカラス。
この公園、カラスがすごく多い!
低空飛行でかっ飛んで行く!

  

ベンチに腰掛けて池を眺める人々。
…何を思っているのだろう。
この季節、この人たちは辛いだろうに…

  

おじいさんに鳩が群がる!!
スナック菓子を開けたが最後、この有様。
おじいさん、ちょっと怯えてました。

  


“御茶の水”という湧き水。
ここの水で将軍・家光がお茶を作ったらしい。
昔は飲めたんだねぇ、この辺りの水も…

  

武蔵野の面影を残す“井の頭公園”。
国木田独歩の『武蔵野』は有名。
って、読んだことないですけどね(^_^;)

  

おまけ。吉祥寺の街で見掛けた“はんこ&印刷の店”。
水戸のご老公ですね。杖がちょっと仙人チックですが。
…4代目黄門様、離婚しちゃいましたが…