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 叔母のリクエストにお答えして、『八景島シーパラダイス』にやって来ましたです。
 ここに来るのって、何年振りだろう?…たぶん10年は経ってると思う。
 さて、僕らは園内にあるアトラクションやショップには目もくれず、『アクアミュージアム』という水族館へ直行。何しろ叔母の目的は、“歌う白イルカ”だけなのだから…

 “アクアミュージアム”の入り口で入場券を買おうと料金を見ると…大人\2450、と書かれてあった。
 「あれぇ、こんなにするのけ?高いなぁ。…これならば、入らねぇでもいいよぉ」
 リクエストした張本人である叔母が、いきなりこう言い出した。
 「え〜、いいよぉ、せっかくここまで来たんだから。確かに高いけどさ、もうこれ一回で一生入らなきゃいいんだから」と、母が妙な説得をする。
 それにしても、この“\2450”というハンパな値段は一体何故?…と、目ざとく母が料金表を見ながら
 「あ、“ペアチケット”だと大人二人で\4500だってよ!ちょうどいいじゃん。私はお父さんとペアになるから、ひろかずは叔母ちゃんとペアになんなさい!」
 …それはちょっとムリがないか?そりゃあアンタらは夫婦だからさ、トウが経っててもペアに違いないとは思うけど…
 「いいんだよ、“恋人同士限定”なんてどこにも書いてないんだから。アンタと叔母ちゃんでペアチケット買いなさい」
 この『アクアミュージアム』のチケット売り場は自動販売機。なので買うのはべつに抵抗はないんだけどさ。入り口で待ち構えているもぎりのお姉さんに「ちょっと待ちなさい!そこのインチキカップル!」などと呼び止められたりしないか?
 仕方が無いのでペアチケットを買い、少し緊張しながら入り口をくぐる。もぎりのお姉さんはにこやかに「いらっしゃいませ〜!」と言うだけで、僕と叔母のカップルに顔色ひとつ変えずに対応。…よかった、一安心。
 
 僕らは水族館の中を見て周る。
 …でも、昔来たときにはもっとモノスゴイ施設だったような印象があったのだが、今見ると「それほどでもないような…」と思ったりして。
 あれから幾年かの年月を経て、僕の目が肥えてきたせいなのか。はたまた感性の鈍化によるものなのか。
 そんな僕を余所に、母&叔母は生き物の動きにいちいち声を上げて反応している。父はと言えば、そんな二人のはしゃぎようが恥ずかしいらしく、若干距離を開けて水槽の中を覗き込んでいた。まさに“他人の振り”を決め込んでいる状態だ。
 僕と目が合うと、父は「これだからお母さんたちとこういう所に来るのはイヤなんだ」と苦笑いしながら告げる。そんな僕と父の耳に、ふたりの声が聞こえてくる。
 「おお!」 「ありゃまぁ〜!」 「エライことだよなぁ〜!」 「ガハハハ!」
 …確かにちょっと恥ずかしいやね、あの二人と一緒は。カップル主体の見物客の中、ひときわ大きな歓声…
 

“ブルーフォール”とかいう落下型アトラクション。
…でも、僕らが居る間は一度も稼動せず。
あまりの刺激にみんな引き気味?

  


園内はわりとひっそりとしてました。
平日だし、仕方ないかもねぇ。
カップル&台湾の団体客が圧倒的多数。

  

これが“アクア・ミュージアム”。
要するに水族館です。
入館料\2450はちょっと高すぎでは…?

 

北極・南極の生き物コーナー。
白熊、ペンギン、セイウチなどが居ます。
ある意味、魚以上に人気者。

  

アザラシ遊泳中。
ここの生き物はかなり活発。
じっとしてることがまず無い。

  

そんな中、比較的落ち着いている白熊。
でも、この後水中にダイブ!
水しぶきが大迫力。

  

ペンギン。
立ち尽くしておりますが。
一体、何を思慮しているのか。

  

素早く泳ぎまくるペンギンの群れ。
案外アクティヴな彼らの姿にビックリ。
ちょっと落ち着きが足りない気もするけど。

  

デッカイ水槽。魚が大量に回遊中。
この水槽の中を貫くチューブ。
これが“アクアチューブ”だ!

  

…って、エスカレーターですけどね。
オープン当時は結構“目玉”でした。
今見ると…「こんなもんか」って感じ(^_^;)

  

いや、もちろんキレイなことはキレイですよ。
でも、ちょっと短いです、これ。
…エスカレーターだし…

  


お!エイだ!
これを見て「マンタだ!」というカップルが居た。
…どっちが正解なの?

  

 あれやこれやと見物して行くと、ついに叔母の念願だった“歌う白イルカ”がお出まし〜!
 「これはスゴイわ〜。大きいんだねぇ、このイルカは〜」と、叔母はかなり驚いていた。
 白イルカは、その巨体をしなやかにくねらせながら、悠々と水槽の中をグルグルと泳ぎ回っていた。
 ときどき、ガラス越しにお客をじ〜っと見つめたり、客の目の前でグルリと一回転してみせたりと、なかなかサービス精神に富んでいる。
 その度に母&叔母は大騒ぎ。
 僕は、水槽のそばにあったベンチに腰掛けて、ぼんやりと青く光る水槽を眺めた。
 水族館で何が気持ちいいって、じつはこんなふうに少し離れたところからボケ〜ッと水槽を見ている時間。
 水面から降って来る光りの網目と、魚を通じて感じる水の感触、立ち昇る細かい泡。やっぱり“水がそばにある”って、ものすごく癒される気がする。
 水族館に来ると、僕は決まって「何か熱帯魚でも家で飼おうかなぁ」と思うのだけど、もともとマメじゃない人間だから飼い切れないのは火を見るよりも明らかなので、結局断念する。何しろ、“まりも”でさえも干乾びさせた前科があるぐらいだから…
 
 “アクアミュージアム”を見終わって、叔母はそこそこ満足している様子だった。
 とりあえず、僕の任務は無事果たした、というところか。
 みんなを横須賀に送り届けて、そのまま東京に戻ろうとすると、叔母が「これ、今日のお礼だから」と言って、ぽち袋を手渡してきた。
 そんなつもりじゃなかったんだけど、もらえるんだったらそれはそれでありがたいので、しっかり頂戴した。
 東京に戻る車の中で、袋の中をチェックしてみると…ワオ!3万円も入ってる!ラッキ〜!

 その夜、実家の母から電話があった。母はすかさず
 「さっき、いくらもらったの?」と訊ねてきた。僕が金額を言うと「ええっ?!そんなに入ってたの?!」と叫び、そのままそばに居たらしい叔母に向かって「何、姉ちゃんひろかずに3万も渡したの?もぉ〜、いいんだよ、そんなに渡さなくったってぇ。どうせ沖縄旅行とか、ロクなことに使わないんだからあの子は!」と説教し始めた。…図星。
 僕はそのまま静かに受話器を置き、もらった3万円を財布に仕舞った。
 ありがとう、叔母さん。戴いた3万円は、有意義に使わせていただきます。―― もちろん、沖縄旅行の軍資金として。
 

これが“歌う白イルカ”だ!
でも、水中だし、歌ってても聴こえないし。
バックで鳴き声のテープが流れてはいたが…

  

何か顔がヘンに写ってますけども。
実物は結構つぶらな瞳でカワイイです。
人懐っこくて愛嬌振り撒いたりしてる。

  

戯れる白イルカ。
何か、すごく楽しそうに見えます。
まさに今流行りの“癒し系”!

  

体はかなり巨大です。
でも、この生き物となら友達になれそうな気もする。
フリッパ〜!って感じ(ネタが古い)

  

水族館ってなかなか幻想的だよね。
僕はわりと好きです、水族館。
まったりと眺めたい。

  

岩にへばりつく極彩色の“ナマコ”。
♪赤、青、黄色、キレイだなぁ〜
…むしろちょっと不気味か?

  

クラゲ。大量。
水槽の前でため息をつく人も居た。
写真以上に実物はビューティフルでありました。

  

漢字で書くと“海月”。
これで刺さなきゃまるで泳ぐアート作品。
透明な甘食、にも見える。

  

再び巨大水槽の中。
各種の魚がグルグル泳ぎまくってます。
…休んだりしないのかなぁ?この魚たち…

  

なぜかみんな回ってる。
…かと言って、四角く泳がれてもヘンだが。
しかし、この眺めは結構壮観♪

  

出口付近にある水槽。
熱帯魚風な魚&サメなどが泳いでた。
ちょっと南国チック?

  

海亀を口で突付く魚。
亀、すご〜く迷惑そうな顔してた。
…これってイジメ?!

  

なぜかフラミンゴ。
しかも狭いスペースに放し飼い状態。
逃げたりしないのかなぁ?フラミンゴって飛べるよね、確か