家族サービス・その1
   
 今日は春分の日。と言うことは、世間一般では“お彼岸”なワケである。
 ご多分に漏れず僕の実家もお彼岸。で、さっそく実家から召集がかかった。
 「お墓参りに行くから、あんたも来なさいよ!」(←強引な母のだみ声)
 なので、仕方なく横須賀の実家に戻り、そこからちょっと離れた“津久井浜”というところにある先祖代代の墓に墓参りしに行った。

 今日は実に雲ひとつない好天気!だがしかし、北よりの風がビュービュー吹きすさぶ、なかなかハードな状況。
 ちょっと標高の高いところをオンボロ軽自動車で走行していると、横転しそうでコワイコワイ。
 
 お墓に着いてから、僕が墓参りそっちのけで写真をパチパチ撮りまくっていると、
 「…おまえ、何やってるんだ?」と怪訝そうな顔をする両親。
 「いやぁ、記念、記念」と意味不明な説明をする僕。
 いちいちHPがどうこうと説明するのが面倒だった。
 なにしろこの両親には「パソコンとは何ぞや?」という段階から解説しなければならない。そんなのイヤじゃん。

 一向に納得しかねている両親をよそに、僕は「墓地で写真を撮る」という、端から見ればえらく不謹慎かつ不可解な行動を決行し続けた。


お寺さん。
ここの住職とは先代からの付き合い。
言ってみりゃ“お得意様”だね。

   


寺の脇には竹林。
結構立派である。
金持ちっぽくてイイよねぇ。

  


ささき家の墓は高台の頂上に。
辿り着くまで一汗かける。
…年とったら墓参りできない?!

   


買ったばかりの供花。
なのにチューリップが「クタッ」!
花屋めぇ〜!バチがあたるぞ!

   


高台だけに景色はいいのです。
墓の前で僕ら一家はお弁当を食べます。
ほとんどハイキング状態。

  


三浦の海が見えます。
僕もいつかは“入る場所”です。
風景がいいのはありがたいこと。

   


寺の近くに菜の花が。目に染みる〜!
ここらはハウス栽培が盛ん。
“いちご狩り”が賑わってました。

    


寺の方から海岸線に降りてきたところ。
♪海よ〜俺の海よぉ〜
…加山雄三はどうかと…

   
 墓参りが終わり、僕も用が済んだので家で一休みしてからとっとと東京に戻ろうかなぁ…と思っていたら、
 「ねぇ、“城ヶ島”に行こうよ!」と、唐突に思いつく母。
 あんたは何を言い出すんだ、急に!
 「城ヶ島なぁ…たまにはいいかもな」 コラ!おやじまで一緒になって!
 「2:1で決定!さぁ、行った行った!」
 ………

 城ヶ島に到着。
 半ば両親にムリヤリ連行させられたって気がしないでもなかったが、来てしまえば来てしまったで、チャンスとばかりに再びカメラ小僧に。
 「風景ばっかり撮ってないで、お母さんたちも撮ってよ」
 「いいけど…これ、パソコンないと見られないんだよ…」 面倒だったのでそう言ってやった。
 「何それ?不便なカメラだねぇ。…じゃあいい。撮らなくて」
 まったく…ここまで徹底的に機械オンチだと…まぁ、それはそれで生き方としては筋が通ってるかもしれないが。
 
 島の中には祝日ということもあって、観光のお客さんや釣り人が結構いた。
 この風が狂ったように吹き荒れている最中、皆さんご苦労様です。――って俺もか。
 灯台なんかを見て廻った後、“京急城ヶ島ホテル”のそばにあるレストランで食事。
 両親が“刺身定食”や“まぐろ定食”を注文しているとき、僕の目に飛び込んできたのが“ソーキそば”の文字!
 おお!こんなところで遭遇するとは!これはもう、注文するしかない!!
 「…そんなのでいいの?」と危惧する親を尻目に、僕はソーキそばを迷わず頼んだ。
 さて、どんなそばがやってくるんだろう…ワクワク。
 しばらく経って、僕の眼前にやってきたそば!いっただきま〜す!………マズイ!!!!!
 このときばかりは両親の選択にはっきりと軍配が上がったのを見た。
 …刺身を少し分けてもらって、泣きそうな気分でそばを食べた。
 やっぱり三浦は刺身だね。間違ってもソーキそばじゃないよ…


三崎港を見たところ。
三崎と言えばまぐろ。
まぐろ、大好き♪

   


老夫婦がひじきを天日干ししていた。
真ん中でうずくまっているあばあさん。
作業に没頭しております。

   


お客さんがたくさん!
みんな「風が冷たいね〜」と口々に。
遠くに富士山が見えるんだけど…薄い。

  


奇岩と海のコントラスト。
なかなかいいです。
遠くに富士山が…薄すぎて写らない!

  


城ヶ島灯台。
小振りでかわいい灯台です。
周りは遊歩道になってます。

   


風が強いので、眺めはバツグン!
海が青い。
三浦半島も捨てたもんじゃない。

   


…しつこいですか?


     


これが問題のそば。
これ、“塩ラーメン・うどん風”って感じ。
だいたい丼もラーメン用…

   


北原白秋の歌碑。
♪雨は降る降る 城ヶ島の磯に
         利休ねずみの雨が降る
白秋って、三崎に住んでたことがあるのだ。

    
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